日本人で初めて米国へ渡った人の話を読んだ。
彼らは見るもの聞くものすべてが珍しく
驚いた様子が実におもしろい。
たとえば。
「あちらの貴女紳士が打ち寄りダンシングとか
いって踊りをしてみせる。妙な風をして男女が
座敷中を飛び回るその様子は唯おかしくてたまらない」
ダンスというのをはじめて見た人の感想である。
万延元年に咸臨丸に乗ってサンフランシスコに着いた
人たちである。みな着物を着て草履をはき、頭には
ちょんまげが結ってあるという姿で米国の街を
歩いたらしい。(刀もさしていた)
想像しただけでおかしく愉快である。
さぞかし珍道中の連続であったことだろう。
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