年齢を気にしすぎる日本人

　台風が来る前日の土曜日。公民館英語の日でした。
かたい話はそっちの方へおいといて。(笑)

講義の合間に十分くらい休憩時間をもうけています。
お茶とお菓子でくつろぐ時間です。
大きな声では言えませんが、英語よりそれを楽しみに
来ている人もいるくらいです。

　世間話や雑談が飛び交うなかで、不意に生まれた年
の話になりました。
KさんがMさんに向かって「私は32年だけどMさんも32年ですか?」と
聞く。あらかじめ知っていて確かめるような言い方だった。
Mさんは「同じよね。TさんとYさんは30年くらいかしら?」などと言う。
そうやって次から次へと生まれた年度の確かめあいっこをしている。
最年長は13年生まれのSさんだった。
ひと通り確認が行き渡ったところで、言いだしっぺのKさんが私の方へ
顔を向けてきた。
私は内心、「そら来た。今度は自分が聞かれる番だ」と思っていると
案の定、「先生は何年ですか?」と聞いてくる。話の流れで自然な感じのきき方。
私：「この前教えたばかりじゃん」
笑い声。
私：「なん回も言わせるなよな」と冗談に言うと
どっと笑い声。
私、覚悟して「15年ですよ」と答える。
二、三人の人が同時に
「先生、若い」と言う。うなずいている人もいる。
私「いや～。塾で若者を相手にしていたからかな」と言う。
続けて、「言葉も若者言葉になってしまってね。ときどき
「まじか?」とか、「やべ～」などと言ったりるんですよ」
と言うと、再びどっと笑い声が沸き起こりました。
　生徒はおばちゃんばかりなので年齢を聞かれても別になんでも
ないですが、塾で中学生や高校生から聞かれると、答えに困って
しまったものです。
孫(のような若い人)対おじいちゃんという図式はとっくにバレバレ
でしたけれど。(笑)