一年前のちょうど今頃のことである。
仕事を終えて教室を出てくると階段の下のあたりで
女の子が二人でしゃがんで花火をしていた。
中三のsayakaとmasayoだった。二人とも高校受験を控えている。
私が「おお。線香花火か?」と言いながら近づくと
「ちょうどよかった。先生もやる?」とmasayoは私の返事も待たずに
一本くれてよこす。
「持ってて」といってマッチで火をつけてくれた。
火がまわって下のほうに玉ができたころ私はしゃがみ直そうと
うっかり体をうごかしてしまったのだが、その振動で玉が落ちてしまう。
それを見たsayakaが「あ~あ。落として」と言う。
masayoがすかさず「さやー。それ禁句だよ」と言った。
「ああ。。。ごめん」と、sayakaは言ってはいけない言葉を口に出した
ことを謝った。
私は「だいじょうぶだよ。二人とも合格ラインなんだから」と言って慰める。
masayoも「勝丼たっぷり食べてくからだいじょうぶ」とおどけながら言う。
私も「今度キット・カット(きっと勝つ)買ってきてあげるよ」と続けた。
いまどきの若者もゲンをかつぐのか。
お守りも肌身離さずに持ち歩いているようだし。
半年後、二人とも無事に第一志望の高校に合格したのであった。
勝丼とキット・カットの霊験あらたかであったようだ。
仕事を終えて教室を出てくると階段の下のあたりで
女の子が二人でしゃがんで花火をしていた。
中三のsayakaとmasayoだった。二人とも高校受験を控えている。
私が「おお。線香花火か?」と言いながら近づくと
「ちょうどよかった。先生もやる?」とmasayoは私の返事も待たずに
一本くれてよこす。
「持ってて」といってマッチで火をつけてくれた。
火がまわって下のほうに玉ができたころ私はしゃがみ直そうと
うっかり体をうごかしてしまったのだが、その振動で玉が落ちてしまう。
それを見たsayakaが「あ~あ。落として」と言う。
masayoがすかさず「さやー。それ禁句だよ」と言った。
「ああ。。。ごめん」と、sayakaは言ってはいけない言葉を口に出した
ことを謝った。
私は「だいじょうぶだよ。二人とも合格ラインなんだから」と言って慰める。
masayoも「勝丼たっぷり食べてくからだいじょうぶ」とおどけながら言う。
私も「今度キット・カット(きっと勝つ)買ってきてあげるよ」と続けた。
いまどきの若者もゲンをかつぐのか。
お守りも肌身離さずに持ち歩いているようだし。
半年後、二人とも無事に第一志望の高校に合格したのであった。
勝丼とキット・カットの霊験あらたかであったようだ。
そうですね。ただ、自分の子でも
他人の子でも共通した思いがあります。
どんな子でも将来があるわけで我々大人の
彼らに対する言動の一つ一つが影響を与える
ことを思うと大事にしていかなければならない
という気持ちになります。
ポチ行脚中です。
素敵な思い出ですね。
子供が出来なかったので、子供に関する
思い出は一つもありません。
夫婦二人だけの思い出は・・・
淋しいものがありますね。
二人ともいい子で、よく勉強していました。
私はあまりほめられるような事はしてない
ので、。恥ずかしいです。
油断大敵とはよく言ったものですね。
独り言さんもその経験をしっかり生かされた
のではありませんか。
謙虚さは忘れたくないです。
余裕を持つことの大事さをちゃんと理解してる子供達は
素晴らしいですね。
「花火なんかしてる場合じゃないぞ」なんて言わずに
一緒に花火を楽しむ心の広い先生も素晴らしいです。
私は年から年中息抜きばかりしてました。先生も
親達も諦めてたのだと思います。
でも合格して鼻高々でした。でもそれがいけませんでした。高校でも、俺はちょっとやる気になれば出来るんだとばかり、ろくに勉強もせずぼーっとしてました。
それが祟って次の入学試験ではものの見事に失敗して大慌てでした。
人間、謙虚さを忘れるとそのしっぺ返しは大きいですね。