好きな食べ物の一つに豆腐がある。
好きな順に並べるとベストテンに入るくらいだし良く食べもする。
夏でも冬でも煮て食べる。一緒にに似る食材が何もないときでも
缶詰の鰯や鮭なんかと一緒に煮るとうまい。(歯が弱ってきている
事を白状しているようなものかも)
朝ドラのカムカムで「るい」が小さな鍋を持って豆腐屋さんから
帰ってくる場面がある。
ひと昔前まえではどこでも見られた光景だ。
今はスーパーで包装されたものを買うしかない。近所に豆腐屋さんが
ないからである。
磯田道史著作の『江戸の備忘録』という本に「京都の豆腐、江戸の豆腐」
という話がある。
それによると、江戸時代、豆腐の味は江戸と京都では大きく違った
という。江戸の豆腐は固く、京都の豆腐はやわらかく味もよかった
ということである。元禄十年刊行の『本朝食艦』という江戸時代の
料理本によれば京都の豆腐は「絹豆腐のように、やわらかくて
キメが細かく、真っ白でうまかった」という。
著者は史料を読み込んだうえで語っているのだからこれほど確かな
ことはない。
近頃の豆腐は工業製品になってしまった、とも言う。
たしか、作家の村上春樹も似たようなことを書いていたように思う。
コメントありがとうございます。
葉月さんのところでは「江戸の備忘録」が
愛読書になっているようですね。
豆腐屋さんへお使いに行った思い出も
おありなようで、なんだかうれしいですね。
豆腐屋さんでおじさんが冷たい水に手を
突っ込んですくいあげるお話も経験があっての
ことで、実感がこもっていておもしろいです。
子供の頃の思い出はいつまでも大事にしたいです。
私も「江戸の備忘録」読みました。
面白かったです。と言いましたが
まだあと少し残ってます。😅
ずっとキッチンのカウンターに置いたまま
先程帰って行った娘、今日見つけて
面白そう!貸して。言うので、早く読み終えねば。
京都の豆腐は、昔から美味しかったの
でしょうね。
今は豆腐の種類が多くて、選ぶのに
迷います。
昔、お鍋を持って、近所のお豆腐屋さんへ
買い物にいきましたよ。母か兄について
行ったのかな。水の中にへ手を入れ
お豆腐を取り、手早く綺麗に切るおじさん。
迷いなく正確な四角に。
それをお鍋へ水と一緒に入れて…
凄いなぁといつも見惚れてました。
いつの間にかお豆腐屋さん、なくなり
ましたね。って随分昔の話でした。
遠い日の父や母も同時に思い出しました。