チュエボーなチューボーのクラシック中ブログ

人生の半分を過去に生きることがクラシック音楽好きのサダメなんでしょうか?

NHK交響楽団のメンバーで結成されたプロムジカ弦楽四重奏団(1954年)

2017-03-19 00:49:48 | 日本の音楽家

【2015年12月8日の記事に画像を追加しました】

『音楽之友』1955年1月号より、1953年8月にN響メンバーによって結成されたプロムジカ弦楽四重奏団です。

↑ 畳敷きの部屋。メンバーの自宅?

写真左から
松下修也(チェロ)
小橋行雄(ヴィオラ)
岩淵龍太郎(第1ヴァイオリン)
武内智子(第2ヴァイオリン)

1953年10月22日に日本青年館にて第1回目の演奏会を開いた彼らは1954年6月27日の演奏会におけるシェーンベルクの弦楽四重奏曲第3番では第6回毎日音楽賞を受賞しています。

↑ 演奏中のプロムジカ。『藝術新潮』1963年2月号より。

 

↑ 『婦人之友』1954年12月号より。

↑ 当時の日本の弦楽四重奏の技術は素人臭かったんですね。



ネットではとんど録音が見つけられませんでしたが(※)、弦楽四重奏曲ではどんな演奏をしていたのか聴いてみたいです。

YouTubeでプロムジカの演奏がかろうじて聴けました。入野義郎作曲「綾の鼓」という曲はいい意味で古臭くて怖くてめっちゃ貴重な録音!プロムジカはかっこええ演奏をしていると思います。アップしてくださったかた、ありがとうございます。

(追記)

YouTubeで1964年のプロムジカ弦楽四重奏団の動画がアップされていました。第2ヴァイオリンが堀伝さんに、ヴィオラが江戸純子さん【ピアニスト・江戸京子さんの妹】に替わっています。(2分55秒から)