食の旅人

~ 食べることは生きること、生きることは旅すること、そうだ食べることは旅すること~
  野村洋文

1970年11月25日

2016-11-25 05:37:25 | 日記

 1970年の今日、11月25日、ノーベル文学賞候補作家、三島由紀夫が自衛隊市ヶ谷駐屯地で自決しました。人はよく、「あの日、何をしていた?」と自分の履歴を三島事件と一つの光景にまとめ、問いかけてノスタルジーに浸ったりします。僕は2歳、記憶のかけらさえ残っていません。 武士道、右翼など三島に対するイメージは固定されていますが、彼ほど西洋を意識していた作家は日本にはいないと思います。 彼の作品はダフニスとクロエ、というギリシャ神話をモチーフにした潮騒をはじめ、海外古典文学を下地にした作品が多いですし、晩年は海外メディアへのインタビューも積極的に受けています。 フランスのテレビ局へは流ちょうなフランス語で、カナダのテレビ局には、大学入試の長文英語にだしたいほどの完璧な文法で話しています。( 三島由紀夫 海外インタビュー で検索すると、Youtube で聞けます ) 天才の心中を推し量ることは無理ですが、もしかしたら、典型的な日本人体形だった三島は多分に西洋コンプレックスがあったのかもしれません。