先ほど、先天的な心室中隔欠損症の若い男性がいらっしゃいました。 今回はインレー脱離のみでしたので、事なきを得てお帰りいただきました。 心室中隔欠損症の患者さんの場合、教科書的には、感染性心内膜炎を危惧しなければなりませんので、観血処置を施す場合、抗生剤の術前、術後投与は必修義務です。 ただ、抗生剤の術前投与をどのくらいの期間行うべきかは、担当のお医者さんにお聞きしないとわからないと思います。 基本的な事項ですが、大切なことですのでご参考までに書き込んでみました。
最近知ったのですが、「 美人 」と公的に称して許されるのは、ミスコンテストやミセスコンテストで上位に入賞された女性のみだそうです。 ですから、いくら綺麗な方でも、その肩書をお持ちでなければ残念ながら、美人とは言えないのです。 我々もむやみやたらに綺麗な女性に対し「 美人だね 」などと言ってはならないのです。「 お綺麗ですね 」としかお褒めはできないのであります。 さてと、美人コンテストにまつわる長~いうんちくを傾けさせてください。 ギリシャ神話からです。 女神と人間(ギリシャの王様)の結婚式がありました。1人だけ披露宴によばれなかった女神がいます。嫉妬と争いの女神エリスです。嫉妬と争いなんて縁起が悪いでしょう。エリスは案の定、嫉妬します。「よし、披露宴にひと波乱起こしてやろう」 宴会場に黄金のリンゴを投げ込みます。突然、転がり込んできた黄金のリンゴには、「 最も美しい女神がこれをもらえる権利を有する」と書かれてあります。三人の女神が名乗りを上げて大喧嘩になりました。ゼウスの妻ヘラ、ゼウスの娘アテネ、そして美の女神ビーナスです。ゼウスは憎まれたくないので、ジャッジをトロイの王子パリスに委ねます。 悩み抜いたあげくパリスはビーナスに黄金のリンゴを渡します。そのお礼にビーナスは絶世の美女ヘレネをパリスに引き合わせます。ヘレネを一目見て恋に落ちたパリス、彼は彼女を連れてトロイに戻るのですが、実はこのヘレネ、ギリシャのスパルタ王妃だったのです。当然の如くスパルタ王は激怒します。彼は、ギリシャの大群を引き連れてトロイに攻め込みます。 これが、トロイの木馬、で有名な「トロイヤ戦争」です。 さてさて、時代は飛んで、東ローマ帝国時代、皇帝のお妃選びのため全国から選りすぐりの美女が宮殿に集められました。 皇帝が指名したその中の一人に「黄金のリンゴ」が渡されるのです。 そうなのです。 美人コンテストの祖型は東ローマ帝国のお妃選び、さらにさかのぼると、ギリシャ神話に行きつくのです。 おしまい~