1970年の今日、11月25日、ノーベル文学賞候補作家、三島由紀夫が自衛隊市ヶ谷駐屯地で自決しました。人はよく、「あの日、何をしていた?」と自分の履歴を三島事件と一つの光景にまとめ、問いかけてノスタルジーに浸ったりします。僕は2歳、記憶のかけらさえ残っていません。 武士道、右翼など三島に対するイメージは固定されていますが、彼ほど西洋を意識していた作家は日本にはいないと思います。 彼の作品はダフニスとクロエ、というギリシャ神話をモチーフにした潮騒をはじめ、海外古典文学を下地にした作品が多いですし、晩年は海外メディアへのインタビューも積極的に受けています。 フランスのテレビ局へは流ちょうなフランス語で、カナダのテレビ局には、大学入試の長文英語にだしたいほどの完璧な文法で話しています。( 三島由紀夫 海外インタビュー で検索すると、Youtube で聞けます ) 天才の心中を推し量ることは無理ですが、もしかしたら、典型的な日本人体形だった三島は多分に西洋コンプレックスがあったのかもしれません。
お茶の水 2 オトバンクに向かう道すがら、千駄木で開業している同級生を訪ねました。何がすごいって、場所が「 団子坂下交差点 」~ 江戸川乱歩、 「 D坂の殺人事件 」の舞台になったところです。たまりませんな~( おい、そこかい?ってツッコまれますので、これ以上は申し上げません=笑 ) 医院長とのツーショット写真を誤って消去してしまい、何しに出向いたのか嘆かわしい次第です。
お茶の水1 久しぶりにお茶の水の地を踏みました。 オトバンク株式会社で、秀和システム、上田会長とお会いいただき、契約するためです。桜が満開になる頃の発売を目標に頑張らせていただきます。本の内容は極秘です(笑)~ 評論家として生きてゆく所存です。それに関しましては、後日詳しくお伝えいたします。 オトバンクは東京医科歯科大の真裏にあります。 お茶の水でもあり、本郷でもあるような場所に位置しています。少し歩くと湯島天神、湯島聖堂があり、二つは同じような名称ですが、前者は菅原道真を、後者は孔子をまつっております。 湯島聖堂では大きな「孔子像 」を見ることができ、その横には楷の木が植えてあります。枝がカクカクと角ばりはっきりとしており、「 楷書 」の字体は、楷の木に由来があるようです。
昭南旅館、といいましても、鬼怒川や熱海の温泉宿ではありません。 ラッフルズ・ホテルのことです。シンガポールが1942年、日本軍に占領されると、山下奉文陸軍大将により、ラッフルズ・ホテルが南方総司令部し指定され、その名が昭南旅館と変えられたのです。 ラッフルズ・ホテルといえば、チャールズ・チャップリンや「月と六ペンス」で有名なサマセット・モームなど超有名人が定宿とした、世界有数の名門ホテルです。 シンガポール・スリングというカクテルがこのホテルのバーで誕生したことはあまりにも有名ですね~ 男が女に講釈をたれる酒部門の上位常連でしょう。楽天ニュースに、マレーシアのクアラルンプールとシンガポールを結ぶ超高速鉄道の入札がまもなく開始される、とありました。 我が国は新幹線を売り込む予定のようです。 政治的には中国がやや有利のようですが、安全性、確実性、といった信頼の面で負けないと思います。
オードリー・ヘップバーン主演の「昼下がりの情事」という古い映画があります。タイトル名から、日活ロマンポルノや大蔵映画がイメージされそうですが、お色気シーンは皆無、パリのホテル・リッツを舞台に繰り広げられるコミカルなラブ・コメディーです。モエ・エ・シャンドンがこれでもかというぐらいに出てきますので、シャンパン好きの方へ一見の価値はあります。 また、バックに流れる「魅惑のワルツ」はあまりにも有名ですので、youtubeで、検索してみてください。聞かれると(あっ、これか!)と共感できるはずです。 ちなみに、メガホンを撮ったビリー・ワイルダーはマリリン・モンロー主演「お熱いのがお好き」等、数々のコメディー映画を世に送り出した巨匠でして、脚本家で映画監督の三谷幸喜さんは、このビリー・ワイルダーを崇拝しており、彼の作品構成、手法は、ワイルダーを真似ていると言われています。 さて、この「昼下がりの情事」は、オードリー演じるチェロ好きの娘の父、彼は私立探偵事務所を開業しており、その父の元に、ある男性が妻の浮気調査を依頼するところからスタートします。ネタバレはよろしくないので、というか、書くのが大変なので(苦笑)、続きは是非TSUTAYAに出向かれてください。 昨日のネットニュースに「妻の行動を不審に感じた夫が、ドローンを使って、彼女の浮気現場をつき止めた」という記事がありましたので、連想して書き込んでみました。あしからず。