この何年か「ステキ」が多すぎると思ってた。
まあ「ステキな人」と言うのは、昔からよく言ってたし私も言うけど。
「ステキな時間」「ステキな場所」「ステキだなあ~」と言うの。
えっ、何それ?世の中、そんなに「ステキ」だらけかいな?と。
じゃあ、何て言うたらいいんやろ?「ステキ」を何に置き換えたら?と思うと難しい。
「充実した時間」「素晴らしい時間」「心地よい場所」とか?
とにかく、ステキ・ステキと言い過ぎるのが(ぶっちゃけ)しゃらくさいわ~と思ってる。
何か、いい言い回し、それこそステキな言い回しを教えてもらえたら嬉しいなあ。
60過ぎて「超」「めちゃ」「イケテル」「マジ」とかは、恥ずかしいしみっともない。語彙力を問われるだろうし。
昔、桃井かおりが来生たかおのことを「様子のいい人です。」と言っていたのを何十年たっても覚えてる。良い言葉だなあと。
今日、上司に「ステキを何に置き換えたらいいですか?どう表現したらいいですか?」と聞くと「その時の状況や相手との関係性によって違うし、文章と会話でも違ってくるし。」だそうです。せめて文章では、何か良い言葉を考えたい。
図書館でのこと。
図書館ヘビーユーザーだけど、人気図書は長い長い順番待ち。それは、仕方ないし地方財政も厳しいおり、図書購入費も限られているから私は全然OK。
先日、予約図書を受け取りに行ったら「この本、何十人も予約されているので、できれば、この本から読んでいただきたい。早めにご返却を。」と言われた。これで、2回目だよ。返却期限内に自分が借りた本をどの順番で読もうが自由なのではないかと。
カウンターでは、適当に相槌を打って帰ったけど何だか釈然としない。もちろん相手に悪気はないのは、分かっているし愛想も良かった。私は、読むのが早いので普通の単行本だと一日で読んでしまい、待ってる人がたくさんいてるから、すぐに返却に行くタイプ。もちろん他の本も返却期限は守ってる。
で、図書館の問い合わせフォームに。(名前・メアド・電話番号は必須)
「そもそも何をどう読むかは、利用者の自由なのではないか?もちろん、返却期限を守るのはmust。これは、「図書館の自由に関する宣言」や「図書館法」ひいては、国民の権利と自由を守る憲法に抵触するのではありませんか?私は、司書資格もありますし、大学では特に自由に関することの講義で、深く感銘を受けました。」・・・
朝、図書館長から電話。気の毒なくらい恐縮してはって、「みんなで今一度原点に立ち返り、ありがたいご指摘だと感謝しています。朝のミーティングで、皆でいいことを言っていただいたねえって。日々の忙しさに、ついついかまけてしまっていました。それを言った者も、もちろん悪気はなく。返却期限内であれば、もうゆっくり読書を楽しんでいただかないと、本末転倒になりますので。~~」って。
私も「お忙しいのに申し訳ありません。悪気はないのは、分かっていたのですが、何となく変だなと思って。これからもよろしくお願いいたします。」と。恐縮してと言うか、なんだか怖がってはって~
問い合わせは、本館に行くので本館長から各館に「情報共有や注意」があったのだと思う。私達もそういうのがあるから。
息子に「今日、電話かかってきたわ~」て言うと「お母さん、めんどくさい婆さんやと思われてるで~これからカウンターに行ったら、あっ、あの〇〇やって」
そうお?クレームじゃないけどね。変にもやもやを抱えて利用するより、いいと思うけどね。
でも、まさか相手が司書とは思わなかったやろし。
けど、「図書館の自由に関する宣言」はとても素晴らしいものなんですよ。