テレビのニュースを見ていたら、皇后さまが両手いっぱいに蚕(かいこ)をすくっては
わらの上に移されてました。約300匹を移されたそうです。
蚕に繭作りを促すため、わらなどで編んだ「蔟(まぶし)」と呼ばれる網に蚕を移す
「上蔟(じょうぞく)」の作業ということでした。
普通の人ならあのウヨウヨを見てヒエ~と思うかもしれません。
しかし、お蚕さんは特別な存在なんでしょう?
また後ほど調べておきます^^
私は幼虫、毛虫の類は大の苦手なんですが、蚕はOK!大丈夫なんです。
何故かって?
実は、子供の頃に自宅で育てたことがあるんですよ~!(^^)!
私は子供の頃は虫が大好きな子供で、バッタやコオロギを捕まえては飼っていました。
私は大阪生まれの大阪育ちですが、小学校の近くの文房具屋さんが毎年、蚕の子供を
タダでくれるんです。その代り、餌として桑の葉をそこで買うことになるんですね。
店主はきっと蚕の産地出身だったんでしょう。うまい商売を考えたものです。
子供が買えるような良心的な値段でしたが、蚕の食欲は旺盛で、しょっちゅう買いに
行ってました。
店内いっぱいに置いてあった大きな桑の葉もとても珍しく蚕とともに初体験でした。
毎日、紙箱の中の蚕を覗いては大きくなる様子を楽しんでいました。
桑の葉を食べる様子も面白く飽きもせずよく観察してました。
人差し指ぐらいまでなったら身体が透けてきます。そしたらもうすぐ糸を吐き始めます。
わらを敷いてやり、穴を開けた蓋をして待ちました。1週間ほどで
あのひょうたんのような形の真っ白な繭ができるんです。不思議でした。
確か3年ぐらい続けて、もらってきては育てていました。
作文にそのことを書いたら先生に褒めていただき、皆の前で読まされました。
帰宅後、祖母にその話をしたらすごくうれしそうで、私もうれしくなりました。
何だか作文みたいになりましたね^^
しかし、今思えばなかなか誰でもできることじゃない、ほんとに貴重な体験が
できたことを幸せに思います。
ちなみに最後は蛾になって箱の底にクリーム色?の卵をびっしり産み付けて死んでいました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます