辰野金吾設計 京都文化博物館別館(旧日本銀行京都支店)
京都文化博物館で開催中の「ターナー 風景の詩(うた)」に行ってきました。
ターナーのファンではありませんが、ただただ懐かしくて出かけてみたくなったのです。
実は、遠い昔に2ヶ月間ロンドンに住んでいました。遊学です。留学ではありませんのでお間違えなく^^
ホームステイしながら語学学校にも通いましたよ。午前中3時間だけですが(^-^;
午後は自由気ままに過ごしました。観光したり美術館や博物館によく通いました。
なんせ入場料が無料でしたから。今も無料でしたっけ?そうですよね。
その時に、ターナーという画家を初めて知りました。
イギリスで最も有名な画家というのもその頃は知りませんでした。
荒波に飲み込まれそうになっている船の絵ばかり。暗い画だな・・・私の印象はそんなもんでした。
若かったんです。彼の偉大さが理解できなかったんです。
今回は印象が違いました。すごいの一言。歳を重ねて初めてわかることもあるんですね。
自然に関心を持つようになったことも理由の一つかも。どれもすごく印象に残りました。
若い時はひたすら明るさ、楽しさを求めて生きていました。
今は一人が好き。寂しいとは思いません。孤独と仲良く付き合えるようになりました。
横道にそれましたね。悪い癖です。
ターナーのテーマである自然の脅威と人間の無力さ。壮大で崇高なテーマです。
代表作である「風下側の海辺にいる漁師たち 時化模様」ポスターの写真がそうです。
迫力ありますね。自然の恐ろしさが迫ってくるようです。
来場者は多かったですが、混雑しているというほどではなかったです。
よく見たいのはわかりますが、絵に顔を押し付けんばかりに近づいて見ている人が
いて邪魔で見にくかったです。
会場の係員は注意できないのかしら。
久しぶりの美術鑑賞で心豊かになれたかしら??
名前だけは聞いたことがあります。
いろんな美術館で、ほかの画家と一緒に見ているかもしれません。
一気に見られたのは、僥倖でしたね。
出かけられないとなると、
昔は、さして興味のなかった美術館に、行ってみたくなりました。
ターナーは有名なのでつゆさんもきっとご覧になっていると思いますよ。
人の頭越しに鑑賞するのはうんざりでしたが、
ターナーの暗~い重~い絵を今回楽しめたことは意外でした。