大阪城外濠で桐の木を見つけた後は、京橋口から少し行ったところにある
「旧大阪砲兵工廠化学分析所」を数年ぶりに見たくなった
私はレトロな建築物を見るのが好きなのです
ここを奥に進むと「旧大阪砲兵工廠化学分析場」の建物が見えてきます
「旧大阪砲兵工廠化学分析場」
竣工 大正8年(1919年)
赤いレンガは雑草で覆われ、金属の柵は塗料が剥がれ赤さびだらけの状態でした
以前来た時よりもかなり荒廃が進んでいるように見えます
戦時中とはいえ、この場所で弾薬や化学兵器の開発が行われていたかと思うと
背筋が凍る思いがします
あくまで建築物を愛でるということだけに徹し、個人的な趣味の写真にお付き合いください
ここから覗いて驚いた!
桐の木があるじゃないですか!
果実がこんなに
花が咲いていた時に見たかったな
素敵なデザインです
桐の木は3本確認できましたので、来年までここに残っていたら花が見れますね
どこまでも這う蔦(ツタ)
レンガに這う蔦は見ようによってはとてもおしゃれなんですが
その生命力には脅威を感じます
窓から誰かが覗いていたらどうしましょう
見事な赤さび
ペンキを塗られることもなく風化していきます
この場所でかつて行われていた歴史を思うととても感慨深いです
思いがけず、桐の木を見つけた散歩となりました
2021-10-16撮影
観光客がよく来る場所にはふさわしくないと考えれば取り壊しが始まるのかもしれません。
自宅から小1時間はかかります。大阪は昔住んでいたところなので時々思い出に浸りに行きます。
このまま朽ちてしまうのは惜しい気がします。
ご自宅からは近いのですか?