サラサウツギの花が気になっていた。確か今頃ちょうど見ごろを迎えているはず。
先週、住吉公園に写真を撮りに出かけた時にその花のことを思いだした。
和風の庭によく似あう風雅な姿。しとやかでしっとりと咲くウツギを見たくなった。
住吉大社の方へ行ってみたら、偶然にも「卯の花苑のウツギが見ごろ」という看板を見つけた。
こんな庭があることも知らなかった。まあ今まで関心がなかったということです。
咲き方がうつむき加減。これは撮影泣かせだ。
真っ白でとてもきれいなんだけど全部下を向いている(@_@)
白い花びらに黄色い蕊、とても清楚な花です。
しゃがんで下からあおって撮るのは骨が折れます。私、腰痛持ちなんです(^-^;
幹や枝の中が空洞になっていることから空ろな木という意味で「空木(ウツギ)」と名付けられたそうです。
また、旧暦の卯月に花を咲かせることから「卯の花」という別名を持っています。
豆腐の絞り粕の「おから」も「卯の花」って言いますよね。何か関係あるのかしら?
「ハコネウツギ」白→ピンク→紅色に変化します。お得感満載ですね。↓
「ベニバイカウツギ」可愛い花です。初めて見ました。
私が好きなのはこの八重咲き品種の「サラサウツギ」↓
外側の花びらが淡いピンクでなんか儚げな感じがして好きなんです。
色んな種類のウツギがありますが、
自宅に植えるとしたら迷うことなくこの「サラサウツギ」にするでしょう。
庭はありませんが・・・
5/21に長居植物園で撮影したもの。↓ 上の写真の方が良かったかな。
今懐かしく思い出すのは父のこと。
父は、小花が好きでした。こういう花も好みだったかも。
若い私は理解できなかった。小さい花のどこがいいのかな、と。
私は華やかな薔薇が大好きで、大きな花が大好きで・・・
ある時、父との会話の中で「私が一番好きなのはヒマワリ」ときっぱり答えていました。
半ば反発するように・・・
その私が今では野に咲く小さな花に魅かれるようになりました。
歳をとったと言えばそれまでだが、それだけではない何かがあるような気が
してならない。
遠い昔、父は写真を撮ることに凝り、自宅に暗室を作って自分で現像したり
するほどでした。
その頃の懐かしいモノクロ写真も思い出の中に消えてしまいましたが・・・
私が夢中になってるデジカメ写真。
どこかで父の存在が見え隠れする・・・