胎内記憶を聞く人は、聞くだけの理由があると思うのです。
「子どもが忘れないうちに、記憶があるうちに聞いておきたい」
お腹の中の記憶やお空の記憶を何とか聞き出そうとお子様に質問するママさん、本当に必要な時期は今でしょうか。
命懸けで生んだのだし、なぜ自分が母として選ばれたか知りたいかもしれませんが、私は胎内記憶を興味本位で聞きだしてはいけないと思います。
流産した人や幼い子を亡くした人は、その苦しみや悲しみ、辛さを乗り越えるために得るものこそが、たましいが伝えたかったメッセージなのではないでしょうか。
全ての子どもは、ママを助けたい、力になりたいと願っているのです。
映画を見たり、本を読んだりするのも、きっと意味があるはずだと思います。
お子さんが話してくれるタイミングを、黙って待ってあげてください。
話し出してくれたら、決して質問をしてはいけません。
「うん」
「そう」
「それで」
とあいずちを打って、たましいのメッセージを聞くことに心を向けてください。
こひつじ達は何度もいろいろな人に話しましたが、たった一度しか話さない子もいるようです。
自らの思いが先走ると、大切な機会を失ってしまいます。
話してくれなかったとしても、きっとその子は神様との約束を守ったのだと思います。