昨日、市内の小さなお勉強会に参加しました。
学生時代、講師陣がお話くださる現場での実践を「面白いなあ、早く現場に出たいなあ」と聞いたものです。
当時の先生のお一人に、経験豊富なソーシャルワーカーがいらして
「こうした勉強は面白くないでしょう?でも、今はつまらないかもしれないけど、現場に出たときに必ず役に立つから。
現場での実践を支えてくれるのは、今つまらないなあと学んでいる基礎だよ」とおっしゃっていました。
基本は外せないけど、少しづつ自分なりの方法、そのケースに合った方法を探っていけばいいのかなと思います。
マニュアルは、あればあったで便利な人が多いのだろうけど、現場で「マニュアル通りにしていれば大丈夫」などという事はほとんどありません。
そこから変えてみたり、いろいろ工夫をしていくことができるのが専門職・専門家の仕事なのだと思っています。
ベビーマッサージでも、アロマテラピーでも、保育でも、ヨガでも、発達援助でも、対象となる人と環境が同じ事はありません。
同じ親御さんのご兄弟でも、ベビーの状態によってお伝えするアドバイスは違うし、
長くアロマにおいでくださるクライアントさんでも、季節や体の状態でその方の体が求めるものが違います。
ひつじは無駄と思える本も読み、様々な経験をすることが、思わぬ工夫や新しい方法につながるという経験を何度もしています。
ママさん達は悩みがあるときにママ友に、子どもにとって一番近道となるような方法はないかと尋ねることがあると思います。
ひつじも、そうした相談を受けることがありますが
そんな時、「今、お子さんは何部に入っているの? 何に夢中になっているの?」と訪ねます。
夢中になっている事に何かの糸口が見つかることが多いと経験上知っているからなのですが、ママさん達の多くは
「相変わらずゲームばっかり!!!今は、どうしたら学校に行けるようになるかを聞きたいんです」とか
「今、部活の話はどうでもいいんです。どうにかして自分で進路を決められるようになってもらいたいんです」
などとおっしゃいます。
ひつじは、そういう悩みを持つ親御さんに、お家でもっともっと子どもの話を聞いてもらいたいなあ、と思います。
武居さんからの昨日のアドバイスは「強い空気感」
自分が相談する時は、実践経験が豊富な空気をまとった方の匂いを嗅ぎ分けていると思うので、何かわかる気がします。
さて、お写真はお勉強会にお土産として持っていったダーツ。
オックスフォードか、ロンドンで買ったのだけど、もうダーツはしないので持参した物。
新たな場所で、発達の役に立ちそうで良かったです。