平塚駅南口を出てまっすぐ5分ほど歩き、右に曲がった先に公園があります。
1万6千坪ほどあった村井邸の一部が現在の村井弦斎公園だそうで、昨日は年に1度開催されるお祭に行ってきました。
忘れ去られたベストセラー作家は食育やビタミンについても熱心に研究をされたとの事ですが、お祭りは手作り感いっぱいで、とてもあたたかな印象でした。
ささやかながら、長年お食事講座を開き、発達デコボコの親御さん、新米ママ&パパに食べることの大切さをお伝えしているひつじ。
たくさんのステキな方々にお目にかかり、食いしん坊のご縁を頂戴しました。
野点で頂戴した羊羹は、地元のピーナッツが入っていて豊かな香りに驚きました。
ご店主によると弦斎のレシピは硬かったので、柔らかい食感になるよう工夫をされたとのこと。
お土産にと3本も買ってしまいました。
弦斎カレーパンはお米のモッチリとした食感と香辛料の効いたカレーに福神漬けが入っていて、一風変わったお味でした。
高久製パンさんではお友達にと弦斎カステラも買い求めました。なんといっても玉子が入っていますもの。
再現レシピで印象的だったのは、しょうがクッキー。
寒さの厳しいヨーロッパではクリスマスにジンジャークッキーを頂きますが、英語とフランス語の家庭教師がいた後藤男爵家で一時期を過ごした妻の影響もあったのでしょうか。
朝ドラの「ごちそうさん」で当時珍しかったいちごや赤ナス(トマト)がお話に出てきましたし、よく似た名前の人物が登場したときは村井弦斎ではと思いました。
高校生から買ったトマトのマフィンは、野菜で作るお菓子の先駆け。
お豆腐マフィンも時代を先取りしたようです。
邸内で育てていたいちご畑のお写真が飾られていました。
会場では親切にしてくださった方がたくさんで、大変お世話になりました。
皆さま、ありがとうございます。
第20回の来年を今から楽しみにしています。