発達凸凹児のママさんから、「Aさんは○○してもらえるのに」「B校は△△してもらえるのに」という話をききます。
詳細は明かせませんが、同じ学校で行われている支援でもいちいち交渉しなければ受けられない事や学校により支援の差があるのはおかしいと。
先日ひつじは「それって普通だと思う」と伝えました。
理由その1:中学校は教科担任制で学年ごとに体制を組んでいる。同じ学校でも学年が違い先生が違えば、教員経験も含め支援差が生じる。
その2:学年やクラスに所属する生徒が違う。同じ学校でも生徒の状況によって、出来る事と出来ない事の差が生じる。
その3:そもそも子どもが違うのだから必要な支援が違う。子どもは日々成長するし、その子に必要な支援を確認する事は当たり前。
情報交換が密な保護者の集まりでは、特別支援以外でもこういった格差話は実によく聞きます。
この場合は言っても良い方でしたが、親の立場で聞いた話で相手が大騒ぎしてしつこく攻撃してくるタイプだったら言わなかったかも。
ひつじは普通だと思いましたが、ある現役教員の方は別件でお話した時に
「B先生には出来るけど、C先生にはできないという場合、その支援は学校として出来ると言ってはならないと思う。学校内で支援の差があってはならない。」と仰っていました。
お力やお心がある先生が「今年は出来るけど、異動や担任を外れたら支援の継続保証はできない。でもせめて今できるだけやりたい」ということもあるのでしょう。
「今年限りですけど」と、あらかじめ断りが入ったという話も実際聞きます。
中学校で新たに必要な支援もあると思いますが、求める支援と学校でできる支援はたぶん等しくありません。
自分だけ特別扱いを嫌がるお年頃なのが思春期ですから、「その子が何を求めているか」がとっても大事なのではないかしら。
だからこそ、ていねいに連絡を取り合うことを欠かしてはいけないと思います。
支援をマニュアル均一化しようとすれば、質が下がるのは避けられないのではと感じた出来事でした。