発達障害支援セミナー に参加しました。
児童精神科医 佐々木正美先生の
「自閉症の特性の理解と適切な支援とは」
試行錯誤を経てTEACCHに出会う
自閉症のまま幸福に健康に学び働き生きる環境を
と題した基調講演でした。
いつも穏やかな佐々木先生に、人として憧れと尊敬の念を持たずにはいられません。
「私は間違っていました。」とご自身のお考えを訂正されたエピソードをある方から伺いましたが、それもお人柄ですね。
先生がおっしゃっる「ありのまま」とは違う、勝手な解釈で受け止める方が多くいます。
「ありのまま」でいいことと、放置放任「そのまま」は違います。
「物事を忘れることが出来ないで苦しんでいる」チャールズ・ハートのことを多くの人が知るべきです。
「自分にも背中があることは、大きくなるまで分からなかった」のは作家で翻訳家のニキ・リンコさんです。
表裏なく嘘をつかない、怠けず真面目な自閉症の人は、すばらしい才能を秘めているのです。
成長の機会を奪い、社会から隔離することは、当事者が必要とする支援ではないと思います。
安心な環境で、努力し、学び、働く大人を目指せる理解と支援をしましょう。
今日の私は、「フレンチトーストを食べているテンプル・グランディンの気分」です。
ありがとうございます。