おはようございます。
本を作るお手伝いをさせて頂いた方から講座の案内を頂きました。
ひつじは残念ながら先約があり、職場の若い保育士に「私の代わりに聞いてきてね」と、急遽手はずを整えました。
今日はベビーの時から知っている子が顔を出す集まりがあり、中学で長く不登校が続くその子が、自ら進んで参加するのです。
レクリエーションスポーツの集まりで、心理士もカウンセラーもいません。
時々教員は参加しますが、本人の話や悩みを聞いたり、特別なプログラムをする場ではありません。
ひとりでも足を運ぶのですから、何かしらの居心地のよさを感じているのだと思います。
「え、中3?もう高校受験か。早いなぁ。」とおじさん達に言葉がけされてもまた来るのですから。
おじさん達の何人かは不登校の事を知っています。
でも、あっけらかんと
「この前入学したと思ったのに、もう中3かぁ」
「俺も年取る訳だなー」
「また背伸びたのかよー」
とその子の成長を喜んでいます。
今までお母さん達には、お子さんの不登校の悩みをたくさん聞いて来たけれど、
どこかの専門家に何とかしてもらいたい人が多かったです。
この集まりのお父さん達は、
不登校の子どもの父親の話を遮ることなく聞きます。
上から目線で何かを諭す事は、ひつじの知る限りありません。
子どもが選んだのは、専門家のいないそんな近所の集まり。
ひつじは、今日もあの子が自ら動き出してくるのを待ちたいと思います。