千葉の松戸から柏へと続く革物語

【Handmade Leatherwork Akashi】

ファスナー調整のやり方

2016-11-08 07:55:47 | レザー教室
お財布やバッグ等を製作する際
頻繁に登場するアイテムが ファスナー

ファスナー、チャック、ジッパー等
様々な呼び名がありますが これは国によって
呼び名が違うだけで 全て同じ物です。




そんな、ファスナーですが、物を作る時に
市販されている決まった長さに合わせて製作するより
製作する物に合わせて ファスナーの長さを調整した方が
断然、作りやすいですよね。


そんな、調整の仕方を ザックリですが説明させて頂きます。
まぁ~、私のやり方ですけどねw




①使いたい長さにハサミやカッター等で切ります。


あっ! その前に・・・・・・

ファスナーの向きですね





分かりずらいですが、ファスナーについている務歯(ムシ)
ギザギザの噛み合う部分ですが、その先端に小さな突起が
あるのが分かりますか?

その突起が上に向いてると方が 開ける方向になります。
また、閉まってる状態の時に手で少し開いてみると
開きやすい方が上になります。



②方向を確認したら

クイキリという道具等で務歯を必要数、切ります。
この切り方も色々あると思いますが
私の場合は布の部分が内側になるようにして 布と金具の境目を
狙って 3つ同時に切っていきます。
使用目的にもよりますが、切る数は大体9~10粒です。




③切り終わったらスライダーを入れる(スライダーは開け閉めする金具の事です。)

スライダーの形も色々、ありますが
大体、幅が広い方と狭い方があり、広い方が上になります。

スライダーの両端に隙間があるので、その隙間に
布テープが入るように入れていきます。





務歯を切った所まで入れると 金具が当たって進まなくります。
そこまで入れたら





布テープの左右を それぞれの手でも持ち
横に引っ張ります。

そうすると勝手に入っていきます。






④留め金具をつける。
ファスナーには上留め、下留めの金具があります。
その金具をつける事でそれ以上、スライダーが行かないようにします。



上留めをペンチ等で掴み、務歯の1番上にセットします。
位置が決まったら、まず、ペンチ等で潰します。

潰した後は軽くハンマー等で更に潰します。
留め具がスライダーの中に入ればOKです。
逆に留め具に当たってスライダーが止まるようですと
潰し方が甘いという事です。





⑤ファスナーテープの端を始末する。
使用目的によって色々ありますが
ファスナーの端を綺麗に見せる場合、画像のように
先端を綺麗に始末する必要があります。


(色が変わりましたが。。。


上留めのギリギリを狙って 布テープを裏側に折ります。

折り目をつけて、両面テープ等できっちり貼ります。
両面テープつける位置ですが、ファスナーテープの外側の端が
いいと思います。


ちなみにですが。。。
布テープは通常、ナイロンですので
私の場合は 端をライターで溶かし、くっつけちゃいます。
火傷とかする場合があるので お薦めはしません



ファスナーテープの外側寄りをテープで貼ると
反対の端が上に上がる感じになるので

そこを三角になるようにくっつけます。



下留め側も同様に金具をつけ、始末すれば 完成です。




文章での説明は分かりずらいと思いますが
こんな感じです。


最初は時間がかかると思いますが、慣れてくると
簡単にできるようになるので やってみて下さいね















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