千葉の松戸から柏へと続く革物語

【Handmade Leatherwork Akashi】

レザークラフト講座㉖ 【クイキリのメンテナンス】

2023-02-21 08:00:00 | レザークラフト講座
いつもご覧頂き有難うございます。
【Handmade Leatherwork Akashi】の
中の人、Akashiです。
今回のブログは先日、おこなったクイキリ
のメンテナンスの様子です。










レザークラフトで使用する【クイキリ】と
いう道具があります。
漢字で書くと(食い切り)
釘の頭等を切る道具で日本の伝統工具です
が転用してレザークラフトでも使用して
います。
同じような道具としてニッパがありますが
ニッパとクイキリでは刃の形状が違います。
クイキリは刃が平らなので凸凹をなくす
ような場合に重宝します。

私はファスナー調整に使用したり、ヘリ
返し時、余った革を切ったりと色々な場面
で使用しています。
刃が付いていますので、他の道具と同じく
消耗したり、刃が欠けたりします。









私が使っているクイキリは画像のように
端っこに隙間ができてしまってます。
原因はネジは緩んでいないので、長く使用
した摩耗だと思います。










紙を切ってきると、、、、
当然、噛み合わず、両端が切りきれません。
ファスナーの務歯を切る時は両端を使用
しますので、両端だけが摩耗して結果
刃が斜めに見えるのだと思います。
なので、平らになるようにメンテナンスを
していきます。
使用する道具は100均のダイヤモンド
ヤスリと砥石だけです。









私のクイキリは両端が摩耗しています。
逆に言うと真ん中が盛り上がってる訳です。
なので、真ん中が両端の高さと同じになる
ようにひたすら削っていきます。
もちろん、カエリを取ったりもします。









削り終わったら、刃を研ぎます。
使用した砥石の番手は1000番。
画像のようにクイキリが真っ直ぐ立つ
ポジションで砥いでいきます。
クイキリは刃だけが平らで、その他は
斜めになっているので平らをキープする
のが簡単です。











完成です
研ぎが甘いですが、とりあえずはこんな
感じで。
同じ紙を切ってみると、スパッと綺麗に
切れました
切れなくなったらこんな風にメンテナンス
をすれば、一生、使えます。
所要時間は30分位です。
その位で蘇りますので、皆さんもやって
みて下さいね
有難うございました






*ここでのレザークラフトの技法は
 あくまでも私個人のやり方ですので
 正解ではありません。



Let's try!















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     南柏ビル 605
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メール   tkhs3150@pd6.so-net.ne.jp
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