千葉の松戸から柏へと続く革物語

【Handmade Leatherwork Akashi】

レザー教室風景と作品

2021-11-21 19:37:53 | レザー教室
先日のレザー教室生徒さんはMさん
今回からミドルウォレットの製作です。
最近、私的にはこの手の作品は製作して
いなかったので作り方等を思い出しながら
ご説明させて頂きのスタートです。







型紙を写して頂き、各パーツを切り出して
カード段やコインケースを製作して
いきます。

作品を製作する時、各パーツを漉いたり
するのですが
(【漉く】とは革を全体的に薄くしたり
部分的に薄くしたりする事です)
実はこの工程が難しく重要だったりします。
なので、最初は私がおこないますが
何故、そこを漉くのか?
何故、その薄さなのかなどを理解して
頂けると今後の作品製作が大きく変わると
思います。







本体も切り出しました。
タンニン鞣しの革を使う時はコバ磨きを
すると綺麗になりますね。
(【コバ】とは小端と書き、意味は
小さな先端。
レザーの場合は切り口や革自体の前周を
指します。)

作品を製作する時にこのコバを後で磨く
のか?磨かなくていいのか?を理解する
必要があります。
製作する前のイメージがポイントですので
落ち着いて考えましょうね

Mさんは各パーツの下拵えが終りました
ので、次回はそのパーツ達を纏めていく
工程になります。
ここまでくると完成図が見えてきて
テンションも上がってきますが、最後まで
気を抜かずに頑張って下さいね
お疲れ様でした







続いては生徒Sさんです。
Sさんの作品はペンケースです。

先に完成品を見せちゃいますね
こんな感じで両サイドにマチがあり
そのマチで立体的に立ち上がる
ペンケースです。
一見、シンプルに見えるペンケースですが
実は難易度の高い作りになっています。








本体にファスナーをつけるので、予め
ファスナーを付ける穴をあけておきます。
ファスナーの端は布なので同じような穴を
あけると布部がボロボロになり強度も
弱くなってしまいますので革と布は
別々に穴をあける訳です。








ファスナーには両面テープをつけ、本体に
貼ってから手縫いしていきます。

この作品の肝はこのマチです。
完成品をサイドから見ると台形の形に
なっています。
どんな形にすれば最終的に台形になるのか?
そして、どこをどんな風に漉けば立体を
表現できるのかを考えなければいけません。
こんなに小さい奴に時間をかけて悩む事に
なります
そして、マチと本体の距離がピッタリ
合わなければ歪んでしまうのでここも
重要ポイントです。
皆さんが簡単そうにみているアイテムも
実際に製作してみると様々な計算と技術が
盛り込まれているんですね。
そこも含めて物作りは楽しいって
なるんですけどね

説明させて頂く箇所が山ほどある
ペンケースですが、文章を読むより
実際に製作した方が簡単に思えるかも
知れませんね
完成後、達成感と笑顔が入り混じった表情
を見れるのが私のやる気に繋がります
Sさん、お疲れ様でした
















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