千葉の松戸から柏へと続く革物語

【Handmade Leatherwork Akashi】

初めての芯材とみんなが苦手な、、、

2024-08-17 08:00:00 | レザー教室
いつもご覧頂き有難うございます。
【Handmade Leatherwork Akashi】の
中の人、Akashiです。
今回のブログはレザー教室風景です。



生徒Oさんは手帳型スマホケースの製作。
手帳型のスマホケース製作で迷うのは革の
厚みや硬さです。
スマホを取り付けるので傷つかないような
カバーの機能とあまり、重くならないよう
にする事がポイントになっています。

ヌメ革のように厚い革でガツンと製作
すれば問題ないのですが、軽さを求めると
どうしても薄い革を求めがちになります。
エナメルのような張りのある革でしたら
そんなに問題がないように思えますが
シュリンクのようなふにゃふにゃな革は
手帳型スマホケースには不向きです。
そんな中、どうしてもこの薄い革を
使いたいってなった時は

こんな感じで芯材を使ったりします。
因みにですが、大量生産の市販の手帳型
スマホケースには100%芯材が使われて
います。














そして、芯材にも様々な素材や厚さなどが
あります。
この作品にはどんな芯材が適するのかも
考慮しないといけません。
また、どこにどんな風に芯材を使いたい
のか
ここに入れたらどんな感じになるのか
など、考える事が多くなります。
芯材を使って、一手間かけて、更に表現力
を高める作品が製作できるとより、楽しい
レザークラフトが体験できるかも
知れませんね。
Oさん、お疲れ様でした


















この2つのウォレットは違う生徒さんが
製作したトラッカーズウォレットです。

トラッカーズウォレットには必ずと言って
いい程、ジャンバーホックが使用されて
います。
そして、このジャンバーホックが打ちが
苦手な方が多いのです。
もっと言うと、ジャンバーホックに限らず
バネホックやカシメなど、打って留める
タイプの金具つけが苦手な方が多いですね。

これは初心者に限らず、プロでも苦手な方
は多く、手打ちではなく、機械を使って
付ける方も多くいます。













打ってつけるタイプの金具は様々な事を
考慮しなければいけません。
例えば、金具の足の長さです。
こういう金具は片方の棒のような物を
叩き潰して、もう片方の金具の穴に潰れた
所を引っかけて取れないようにします。

革に厚みに対して金具の足の長さが長い
と叩ききれず、曲がったりします。
ホックが斜めに留まったりするのは、こう
いう事が原因となります。
逆に革の厚みに対して足の長さが短いと
棒の部分が上手に潰れずにもう片方の
穴に引っかからずに取れてしまいます。
また、金具の製作会社や素材、色によって
金具の硬さが違う物もあるので同じように
打っても微妙な不具合が出たりします。

そして、もう1つの原因は打ち方です。
基本的には打ち具を真っ直ぐにセットして
打ち具が曲がらないように垂直に叩きます。
この時の力加減もポイントで強すぎると
棒が耐え切れずに曲がってしまいます。
逆に弱いとなかなか潰れず、苦労します。
ホックの打ち方は
【初めてのレザークラフト講座】でも
詳しく説明させて頂いてますので気になる
方はそちらも見て頂きたいのですが
初めは軽く、徐々に強く打つイメージで
打つと比較的、真っ直ぐ打てます。
上手になるコツはやはり、数を熟して
感触を育てるしかないと思います。
扱いが難しい金具類ですが、綺麗に
打てると気持ちがいいですし、作品も綺麗
に仕上がるので構造や理屈を早く理解して
思い通りに扱えるようになって下さいね。
Fさん&Fさん、お疲れ様でした


























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     南柏ビル 605
TEL    0471-43-9998
定休日  不定休
営業時間 AM 11:30~PM 20:00
メール   tkhs3150@pd6.so-net.ne.jp

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