「ねぇねぇ、僕のこと『ぼったん』って呼んでいいよ。」
「へぇ?」
次男坊の突然の申し出に、しばし戸惑うCOZYパパ。
「呼んでいいんだよ。ねぇねぇ、呼んで、僕のこと。」
「何て呼ぶの?」
「だから、『ぼったん』!」
笑いをこらえながら、僕は訊いた。
「どうして『ぼったん』っていうの?」
「だってぇ・・・。」なぜかとろんとした目をして次男が言う。
「僕、ぼったんなんだもの。」
「昔、『ぼったん』がつく歌があったっけな。」
こみあげる笑いをごまかしつつ、少しイジワルに返した。
「雨だれぼったんぼったんたん
つぎつぎ並んでぼったんたん たん。」
「チガウ!」
とたんに怒り出す次男坊。
「ぼったんじゃないの! 『ぼっ・・・ったん』!」
「どう違うのさ。」もう笑いが止まらない。
彼が言って欲しかったのは「坊ちゃん」。「ちゃ」の発音が未発達だから、「たん」になっちゃう。だから「お茶!」といおうとしても「おた!」になる。聞いていて結構笑える。ムキになるからよけいにおかしい。本人は大真面目なのだ。
「へぇ?」
次男坊の突然の申し出に、しばし戸惑うCOZYパパ。
「呼んでいいんだよ。ねぇねぇ、呼んで、僕のこと。」
「何て呼ぶの?」
「だから、『ぼったん』!」
笑いをこらえながら、僕は訊いた。
「どうして『ぼったん』っていうの?」
「だってぇ・・・。」なぜかとろんとした目をして次男が言う。
「僕、ぼったんなんだもの。」
「昔、『ぼったん』がつく歌があったっけな。」
こみあげる笑いをごまかしつつ、少しイジワルに返した。
「雨だれぼったんぼったんたん
つぎつぎ並んでぼったんたん たん。」
「チガウ!」
とたんに怒り出す次男坊。
「ぼったんじゃないの! 『ぼっ・・・ったん』!」
「どう違うのさ。」もう笑いが止まらない。
彼が言って欲しかったのは「坊ちゃん」。「ちゃ」の発音が未発達だから、「たん」になっちゃう。だから「お茶!」といおうとしても「おた!」になる。聞いていて結構笑える。ムキになるからよけいにおかしい。本人は大真面目なのだ。