金庫のトビラに指をはさんだ。
まだぢんぢんしている。
トビラの先ではなく、蝶番(ちょうつがい)の近く。だからテコの原理(ペンチの原理)でぎゅうぅとはさんだ。あわてて指を引っこ抜いたがそのときちょっと関節をねじったかもしれない。とりあえず冷シップで処置。
注意力が上がらない。起動していないのかも。
暦の上では「五黄土星」気の人はバイオリズムが急降下らしい。五黄土星のみなさん、8月いっぱいはご用心。特に厄年が近いあなた、睡眠時間はしっかり確保しよう。
そうそう「睡眠」だ。
昨夜は心配事があって眠れなかったのである。
昨日の夕方、「放菴」の軒先にハチの巣を発見。二階の軒だからすごく高い。そのくせ二階の窓のすぐ上のところだから、危なくてうっかりサッシも開けられない。
ハチは1匹かな? 翅が長くてすぅっと後ろに伸びているタイプ。いわゆる細腰亜目。つまりスズメバチ属。これで脚が長けりゃアシナガバチってことでそれほど警戒しないんだけど・・・。んー、高いし薄暗いところにいるからよく見えない。
夜に駆除することにしていろいろ準備。
殺虫剤(ハチ用)、黒い服・長袖長ズボン(昨日が涼しい日でホントよかった)。首にまくタオル(もちろん濃い色)、帽子。
つまりハチは夜目が利かないので夜陰に乗じてジェットスプレーをふきかけてしまえ、という作戦。
夜22:00、作戦決行。下から二階の巣に向かって殺虫剤をシュー・・・と10秒ほど噴霧した。ところが・・・、た、高すぎる。スプレーがいまいち届いていない。なんだか巣に届く前に風で拡散されているような感じ。巣からは羽音ひとつ聞こえてこない。襲撃されていることすら気がついていないかも。
ガーン。うちひしがれて撤収。
でも明日からどうしよう。子供もいるし、BELAちゃんだって危険だし。軒下の危険生物はいずれ通行人にも危害を加えるだろう。
布団にはいったものの、悶々として眠れない。
そのまま夜中の1時、2時・・・。へんな緊張感で足のウラから脂汗が出ている。膝のウラも、てのひらからも。
ちょいと意識がトんだのか、またハチの巣と対決している夢を見て目が覚めた。空はしらしらと明けてきている。
どうやって巣を駆除しようか、また悶々としていたら4時になった。
えい、と起き上がり、また黒い服を着る。今度は夜陰は関係なく、防護重視。
そして脚立を引っ張り出して外へ出た。今度は襲ってくるかもしれない・・・。警戒態勢を維持しつつ軒下へ前進。しずかに、ゆっくりと脚立を開く。いちど脚立に乗ってしまったら簡単には逃げられない。脚立の上で勝負するしかない。
ゆっくりと脚立のてっぺんまでのぼり、それからゆっくりと殺虫剤を構える。
こんな朝に通行人がいたらどう思うだろう。
どうか邪魔しないでほしい、アンタもまきこまれるよ。
深呼吸して息を止める。それから、FIRE。
こんどはカンが空になるまで噴霧した。(予備として「氷殺ジェット」を持参)
すざまじい羽音が聞こえてきた。
脚立を下りて、5メートルほど退却。
さらに「氷殺ジェット」を構え迎撃体制。
羽音がおさまるまで3~4分はかかっただろうか。それからゆっくりと近づく。
足元に野田うち回る黒い虫。それをぎゅ・・・と踏み潰す。
静かになった虫を調べる。やっぱりスズメバチ。
腹からタマゴとおもわれる分泌物がこぼれている。親ハチだ。
巣を見上げると、ほかに動く物体は見られない。仲間はいなかったようだ。
もう少し日が昇ってから、今度は物干し竿で巣をかき落とす。
地面におちてきた巣の直径はだいたい10センチくらい。なかには幼虫が5-6匹、サナギが入っていると思われるフタのついた部屋が4つくらいあった。もう少し遅かったら、コイツ奴も飛び回っていただろう。
親ハチは、襲撃された場合、巣にしがみつくようだ。小さな巣と命を守ろうとして。
働きバチが出来れば、団体で反撃してくるだろうが、1匹だけではそれができない。かわいそうだったが、こっちにはそれが幸いした。
そんなわけで寝不足。眠い。*○~ 指のひとつも金庫にはさむわけだ。
まだぢんぢんしている。
トビラの先ではなく、蝶番(ちょうつがい)の近く。だからテコの原理(ペンチの原理)でぎゅうぅとはさんだ。あわてて指を引っこ抜いたがそのときちょっと関節をねじったかもしれない。とりあえず冷シップで処置。
注意力が上がらない。起動していないのかも。
暦の上では「五黄土星」気の人はバイオリズムが急降下らしい。五黄土星のみなさん、8月いっぱいはご用心。特に厄年が近いあなた、睡眠時間はしっかり確保しよう。
そうそう「睡眠」だ。
昨夜は心配事があって眠れなかったのである。
昨日の夕方、「放菴」の軒先にハチの巣を発見。二階の軒だからすごく高い。そのくせ二階の窓のすぐ上のところだから、危なくてうっかりサッシも開けられない。
ハチは1匹かな? 翅が長くてすぅっと後ろに伸びているタイプ。いわゆる細腰亜目。つまりスズメバチ属。これで脚が長けりゃアシナガバチってことでそれほど警戒しないんだけど・・・。んー、高いし薄暗いところにいるからよく見えない。
夜に駆除することにしていろいろ準備。
殺虫剤(ハチ用)、黒い服・長袖長ズボン(昨日が涼しい日でホントよかった)。首にまくタオル(もちろん濃い色)、帽子。
つまりハチは夜目が利かないので夜陰に乗じてジェットスプレーをふきかけてしまえ、という作戦。
夜22:00、作戦決行。下から二階の巣に向かって殺虫剤をシュー・・・と10秒ほど噴霧した。ところが・・・、た、高すぎる。スプレーがいまいち届いていない。なんだか巣に届く前に風で拡散されているような感じ。巣からは羽音ひとつ聞こえてこない。襲撃されていることすら気がついていないかも。
ガーン。うちひしがれて撤収。
でも明日からどうしよう。子供もいるし、BELAちゃんだって危険だし。軒下の危険生物はいずれ通行人にも危害を加えるだろう。
布団にはいったものの、悶々として眠れない。
そのまま夜中の1時、2時・・・。へんな緊張感で足のウラから脂汗が出ている。膝のウラも、てのひらからも。
ちょいと意識がトんだのか、またハチの巣と対決している夢を見て目が覚めた。空はしらしらと明けてきている。
どうやって巣を駆除しようか、また悶々としていたら4時になった。
えい、と起き上がり、また黒い服を着る。今度は夜陰は関係なく、防護重視。
そして脚立を引っ張り出して外へ出た。今度は襲ってくるかもしれない・・・。警戒態勢を維持しつつ軒下へ前進。しずかに、ゆっくりと脚立を開く。いちど脚立に乗ってしまったら簡単には逃げられない。脚立の上で勝負するしかない。
ゆっくりと脚立のてっぺんまでのぼり、それからゆっくりと殺虫剤を構える。
こんな朝に通行人がいたらどう思うだろう。
どうか邪魔しないでほしい、アンタもまきこまれるよ。
深呼吸して息を止める。それから、FIRE。
こんどはカンが空になるまで噴霧した。(予備として「氷殺ジェット」を持参)
すざまじい羽音が聞こえてきた。
脚立を下りて、5メートルほど退却。
さらに「氷殺ジェット」を構え迎撃体制。
羽音がおさまるまで3~4分はかかっただろうか。それからゆっくりと近づく。
足元に野田うち回る黒い虫。それをぎゅ・・・と踏み潰す。
静かになった虫を調べる。やっぱりスズメバチ。
腹からタマゴとおもわれる分泌物がこぼれている。親ハチだ。
巣を見上げると、ほかに動く物体は見られない。仲間はいなかったようだ。
もう少し日が昇ってから、今度は物干し竿で巣をかき落とす。
地面におちてきた巣の直径はだいたい10センチくらい。なかには幼虫が5-6匹、サナギが入っていると思われるフタのついた部屋が4つくらいあった。もう少し遅かったら、コイツ奴も飛び回っていただろう。
親ハチは、襲撃された場合、巣にしがみつくようだ。小さな巣と命を守ろうとして。
働きバチが出来れば、団体で反撃してくるだろうが、1匹だけではそれができない。かわいそうだったが、こっちにはそれが幸いした。
そんなわけで寝不足。眠い。*○~ 指のひとつも金庫にはさむわけだ。