放菴日記抄(ブログ)

これまでの放菴特集・日記抄から「日記」を独立。
流動的な日常のあれこれを書き綴ります。

お山のジオラマ5

2010年07月12日 11時53分18秒 | あんなこと、こんなこと、やっちゃいました
 ジオラマはバルサの骨組みに紙粘土で成形し、黄土色で塗装(・・・っていうか小学生の絵の具でぺたぺたと。)した。
 
 まるで荒地か禿げ山かという雰囲気だが、ガケあり谷あり川も流れていてなかなかのもの。シロートながらここまでくるとなんだか感動する。
 そこへいよいよ緑をいれてゆこう。

 おっと待った。

 これは古い寺院の伽藍とその配置を再現するためのジオラマ(半分忘れていた・・・)。
 やたらと緑化したらタダのお山になってしまう。(そこへリックドム3機乗せるっていうんなら話は別だけれど)
 
 山中には伽藍があって、塔頭(たっとう)がそこらの谷や尾根に点在していた。さらには山を降りる道と山門、そして門前と呼ばれる集落、平地には田んぼもあったし、街道も数条走っていた。
 現在の地図にもかすかに残るこれら古い街道を再現すれば、この古い禅寺の役割が見えてくる・・・。
 初めてのジオラマにしては課題が多すぎるなぁ・・・。

 せっかく材料を仕入れてきたのに、しばらくは禿げ山とにらめっこすることになってしまった。まずは現在の地形図(遺跡分布図)をたよりに伽藍や塔頭、それらを連結する道を解析しなければならない。次にそれを禿げ山に大まかに写してゆく。明確になったポイントにだけは緑色のマジックで点を付けてゆく。そこには緑(フォリッジ)で植林していいと判断した場所だ。

 長い時間のかかる作業だった。
コメント
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