放菴日記抄(ブログ)

これまでの放菴特集・日記抄から「日記」を独立。
流動的な日常のあれこれを書き綴ります。

お山のジオラマ8

2010年08月06日 13時51分57秒 | あんなこと、こんなこと、やっちゃいました
 古地図を穴のあくほど眺める。いわゆる「仙台御城下絵図」というヤツ。
 家での家事がひと段落ついた夜にはいつも引っ張り出して眺めていた。
 町並み、道筋、寺院、山の名前・・・。

 ふとヘンなことに気が付く。
 
 二手に分かれて同じ方向へ走る街道がある。
 ナニコレ?
 ふつう、行き先が二手に分かれるから道も分岐する、というならわかるけど、この道は分岐してから、仲良く並んで同じ方向へ行く。二つの道の間にはちいさな小川が流れている。周囲には民家らしいものはひとつも描かれていない。しばらく行くと小川には木橋が架かっていて、そこをポイントにして道はまたひとつに戻ってしまう。
 なんだってわざわざ道を分岐させたのか?しかもなぜそれを「御城下絵図」に載せたのか。

 考えられるのは、どちらかの道がいわゆる「大名道」で農民が通れない道であったか、はたまた、「僧侶道」であり、「肉韮酒」が通れない道であったか。

 現在の地図に目を向けてみる。断片的であるが、当時の道らしきものが残っていることに気が付いた。
 マーカーで線をつないで見る。すると、「御城下絵図」とほぼ同じシルエットの古い街道がそこに浮かび上がってきた。

 道が二つ並走している謎はわからない。けど、とりあえずそのまま再現してみることにした。

 手近かなラベルシール持ってきて、細長く切り分ける。それをジオラマに街道のシルエットどおりに貼ってゆく。すこし強めに上からシールを押さえる。浮いているところはないか、はがれているところはないか、確認しながら道なりにぎゅぎゅぎゅと。

 木工用ボンドをすこしの水で溶き、それをジオラマに塗ってゆく。シールの上からお構いなしに塗ってゆく。
 そこへカラーパウダー(緑色)をぱらぱらと蒔く。ときおり指で押し付ける。とくジオラマの肌にカラーパウダーが貼りつくように。
 しばらくそのままで乾かし、それからさっき貼ったシールをゆっくりはがしてゆく。
 
 緑色の絨毯の中、シールをはがしたところだけきれいに地肌があらわれて、かわいい道ができました。

 シールの下まで沁みちゃったカラーパウダーは爪楊枝の頭でこするようにしてはがしてゆくと、道はいよいよくっきりとしてくる。

 そこには、「御城下絵図」のとおりに二つ並走する街道が出来上がっていました。
コメント
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