【問題】
01. 確定判決は、債務名義に該当する。
02. 仮執行宣言付き判決は、債務名義に該当する。
03. 仮執行宣言付き支払督促は、債務名義に該当する。
04. 売主と買主の間で売掛金の弁済について示談が成立し、その内容について強制執行認諾文言付き公正証書を作成した。この公正証書は、債務名義に該当する。
05. 貸主と借主の間で建物の明け渡しについて示談が成立し、その内容について強制執行認諾文言付き公正証書を作成した。この公正証書は、債務名義に該当する。
06. X国法人A社は、X国で日本法人B社への民事訴訟を提起して勝訴判決を得た。X国の裁判制度で通常の不服申し立て方法が尽きている場合、この勝訴判決は債務名義に該当する。
07. X国法人A社は、X国で日本法人B社への民事訴訟を提起して勝訴判決を得た。X国の裁判制度で通常の不服申し立て方法が尽きておらず未確定の場合でも、日本の民訴法上の他の要件を充たしていれば、この勝訴判決は債務名義に該当する。
08. 確定した執行決定がない仲裁判断は、債務名義に該当する。
09. 確定判決と同一の効力を有するものは、原則として、債務名義に該当する。
【解答】
01. ○: 民執法22条(債務名義)1号
02. ○: 民執法22条(債務名義)2号
03. ○: 民執法22条(債務名義)4号
04. ○: 民執法22条(債務名義)5号
05. ×: 民執法22条(債務名義)5号
06. ○: 民執法22条(債務名義)6号
07. ×: 民執法22条(債務名義)6号
08. ×: 民執法22条(債務名義)6号の2
09. ○: 民執法22条(債務名義)7号
【参考】
債務名義 - Wikipedia
01. 確定判決は、債務名義に該当する。
02. 仮執行宣言付き判決は、債務名義に該当する。
03. 仮執行宣言付き支払督促は、債務名義に該当する。
04. 売主と買主の間で売掛金の弁済について示談が成立し、その内容について強制執行認諾文言付き公正証書を作成した。この公正証書は、債務名義に該当する。
05. 貸主と借主の間で建物の明け渡しについて示談が成立し、その内容について強制執行認諾文言付き公正証書を作成した。この公正証書は、債務名義に該当する。
06. X国法人A社は、X国で日本法人B社への民事訴訟を提起して勝訴判決を得た。X国の裁判制度で通常の不服申し立て方法が尽きている場合、この勝訴判決は債務名義に該当する。
07. X国法人A社は、X国で日本法人B社への民事訴訟を提起して勝訴判決を得た。X国の裁判制度で通常の不服申し立て方法が尽きておらず未確定の場合でも、日本の民訴法上の他の要件を充たしていれば、この勝訴判決は債務名義に該当する。
08. 確定した執行決定がない仲裁判断は、債務名義に該当する。
09. 確定判決と同一の効力を有するものは、原則として、債務名義に該当する。
【解答】
01. ○: 民執法22条(債務名義)1号
02. ○: 民執法22条(債務名義)2号
03. ○: 民執法22条(債務名義)4号
04. ○: 民執法22条(債務名義)5号
05. ×: 民執法22条(債務名義)5号
強制執行は、次に掲げるものにより行う。
(略)
5 金銭の一定の額の支払又はその他の代替物若しくは有価証券の一定の数量の給付を目的とする請求について公証人が作成した公正証書で、債務者が直ちに強制執行に服する旨の陳述が記載されているもの
(略)
06. ○: 民執法22条(債務名義)6号
07. ×: 民執法22条(債務名義)6号
強制執行は、次に掲げるものにより行う。
(略)
6 確定した執行判決のある外国裁判所の判決
(略)
08. ×: 民執法22条(債務名義)6号の2
強制執行は、次に掲げるものにより行う。
(略)
6の2 確定した執行決定のある仲裁判断
(略)
09. ○: 民執法22条(債務名義)7号
【参考】
債務名義 - Wikipedia