退職女のアメリカ便り

オーストラリアンシェパード、ジュンタのマミーのアメリカ、セントルイス生活

#199: NFL

2014-01-09 22:31:28 | アメリカ便り
今朝起きてみると、またまた雪が3センチ程積もっていました。
学校はほとんど全域でキャンセル。
月曜日からもう4日間もキャンセル。
このように休みが長くなると、きっと春休みが削られることになるでしょう。

NFL(ナショナルフットボールリーグ)が大変なことになっています。
別に私は、フットボールが好きだと言う訳ではありません。
どちらかというと、どうしてあんな肉と肉のぶつかり合いのゲームが良いのかわかりません。
おまけに、残り時間30秒が、3秒走り3分中断と30分にもなるゲームぜんぜん見たいとも思いません。

NFLが脳障害を被った元NFLプレーヤー達に、高額の賠償金を支払わなくてはならなくなったそうです。
どうしてかというと、NFLが試合中に脳障害を起こした選手達を、完治する前に試合に戻したり、最大のぶつかり合いを必要とする試合そのものが選手の脳にとって危険であるということを知りながら、試合を続けさせていたということが主な理由のようです。
一言、ばっかみたいですね。
先ず、あんなぶつかり合いをしていて、何らかの半永久的障害を受けないのが不思議です。
特に、脳なんて何年もの間の繰り返し繰り返しの衝撃で障害を受けて当たり前です。
別に医者でなくても常識で断言できることです。
ちなみに、アメリカでは、この常識を持って判断を降すと言う事があまりないような気がします。
だから、弁護士や保険会社が繁盛するのですが。
あえて言えば、アメリカ人は、常識に欠けているのかも。

観客も選手も、ゲームの危険性を充分知っていると思います。

脳障害が完治していないことを知りながら試合に戻すことは良くないですが、選手寿命の短いフットボール、選手自体が怪我の為の出場停止が長引くことを嫌うため、完治する前に試合に戻ることもあるそうです。

どんな職業にも、危険は付き物です。
競馬のジョッキーが馬から落ちて、脳障害を起こしたからと言って、馬主や競馬組合を告訴したなんてことを聞いたことないです。
昔、有名なボクサーがいましたが、長年の繰り返しのなぐりあいの為、失明寸前になったけど、その人がボクサー協会を告訴したという話も聞いたことがありません。
私が理解していないほかの理由もあるのかもしれませんが、私にはこのNFLの損害賠償支払いは理解できません。
そのうちにあらゆるスポーツ選手が、あらゆる理由で、誰かを告訴するなんてことが起きるかも。
そして、あらゆるスポーツ協会がつぶれかも。
ま~、そしたら主人にテレビを占領され、やれ、フットボールだ、サッカーだ、野球だなんてことがなくなるかも。

ちなみに、もう一つ私には、わからないことがあります。
こちらでは、子供達が小さい時から、いろいろなスポーツに参加させますが、フットボールも人気なスポーツです。
5歳ぐらいの子供が、ヘルメットや、肩パットなんかをつけて、怒鳴りあいながらぶつかり合っているのをテレビでたまに見ることがあります。
信じられないですね、親達、コーチたちが。
この人達、男性ホルモンだけで生きている感じがします。
まともな親だったら、成長期の子供達に脳障害、骨折起こること間違いなしのスポーツをさせるなんてことしないと思いますが。

ハブグレのマミー