退職女のアメリカ便り

オーストラリアンシェパード、ジュンタのマミーのアメリカ、セントルイス生活

#1095: どうしてアメリカ人は貯蓄が少ないの?

2018-09-24 08:12:43 | アメリカ便り
それはですね、当たり前の話、使うからですよ。
もちろん収入が少なくて貯蓄ができないという人もたくさんいますが。

先回のブログで、いかにアメリカ人がお金の蓄えをしてないか書きました。
この理由を私流に考えてみました。

親からの甘い汁を吸って大学へ行っている日本の大学生と違って、こちらの大学生のほとんどは自費で行ってます。

もちろん我が家は母親が日本人(私のこと)なので、親が払いました。

でも自費と言ったって、高校を出たばかりの子供が学校に通えるほどたくわえがないので、自分で国からローンをするのが一般的です。
そのローンが積もり積もって、2017年に卒業した人は平均450万円ほどの借金を抱えていることになっているそうです。
ということは働き始めると中間値で月々25000円(平均値で32000円程度)ほど国に返さなければいけないそうです。

学校卒業したばかりの若者がそんなに給料をもらえるはずがないので、貯蓄ができないのも納得できますが。

でも、ごく一般な良い年をした大人の貯蓄が数百ドルとは考えられませんが。
でもリーマンショックの国、考えられるのです。

リーマンショックだって〝エイ、借りちゃえ”と言った感覚で返せもできないぐらいの高額な金を、銀行(強欲)が貸してくれるという理由だけで、後先考えず借りたアメリカ人のせい(馬鹿)で起きたものなんのです。

馬鹿なアメリカ人、そして強欲なアメリカの投資銀行(リーマン)が世界的な恐慌がおこしたのです。
そういえばアメリカ社会って、馬鹿(借金まみれの貯蓄ゼロ)と1%の強欲(金持ち)から成り立っている、ちょっと極端ですが。

金は何とかならないのです。
冬のキリギリスになってはいけないのですよ。

我が家の近所には1億円以上の家が、この10年くらいで5,6軒建ちました。
ちなみに我が家は36年前に1500万円ほどで買った、今はもう築50年ほどのぼろ屋です。

建ってすぐに、改築したり、プールを付けたり、〝どこから金が湧き出てくるんだろうか?、建ったばかりなのにどうして改築してるんだろうか?、エー、この家の人なにをしているの?”と思わせる家ばかりです。
返せないだけ、または返すのに一生働かなくてはいけないような高価な家をどうして建てるのでしょうか。

それはですね、アメリカ人の多くは見かけを大事にするからですよ。
そして物欲。

家も財産、と言うけれど。
財産に振り回されている感じがします。
車にしてもしかりです。
みんないい車に乗っていますよ。

もちろん〝働けど働けど我が暮らし楽にならず”と、石川啄木の歌のような人はどこにでもいますが。

アメリカ人家庭が持つクレジットカードへの借金は60万円ほどだそうです。
つまり、毎月返せないだけの金を使っているということです。
そしてその返せない借金への高利子(15%ぐらいでしょうか)もどんどん加算されていくのです。

〝あれば使う、なくても使う”のがアメリカ人の貯蓄の低さを表していると思います。

ハブグレジュンタのマミー