退職女のアメリカ便り

オーストラリアンシェパード、ジュンタのマミーのアメリカ、セントルイス生活

#1099: アメリカ最高裁判事の行方

2018-10-05 09:33:46 | アメリカ便り
ストレス一杯の娘のところから帰ってきました。
母親と違って几帳面な娘は只今ストレス一杯。
それを見る母親もストレス一杯
娘は今医学部最後の年。
研修医の行き先を見つけるのに必死です。

まず研修医の願書をいたるところの大学病院へ送ります。
一般的に30から45ぐらいの願書を送るそうです。
そしてひたすらインタビューのお誘いが来るのを待つ。
大体12ぐらいのインタビューを受けるそうです。
娘は今のところ9つお誘いが来ました。
リジェクションが1つ来ました。
インタビューはアメリカ国内いたるところです。

早く決まってほしいです。
そしたら、もう5月卒業まで遊び惚けていいんです。

娘のところでは今、話題のトランプがノミネートしたアメリカ最高裁の判事候補、キャヴァノのセックススキャンダルを見てました。
先週行われた、被害者Dr.フォードとキャバノを別々に招いての議会での聴講会。
面白かったですが、今週はそれについての各局の報道、TVパーソナリティーの‟好き勝手の解釈”がさらに面白さに拍車をかけました。

ここで留意しなければならないことは最高裁判事は終身雇用ということ、そしてリパブリカンの大統領であるトランプが任命できるということです。
リパブリカンということは極端なところ、クリスチャン、中絶反対(プロライフ)、移民反対、白人優位、環境保護とは無関係という(私個人の考えですが)人が多い政党です。
トランプを見てごらんなさい、典型的です。
そういう人が最高裁の判事となったらどうなるでしょうか。

私が見た限りDr.フォードの発言のほうが信憑性が高いと思います。
キャバノは高校時代から酒の消費がすごくて有名だったそうです。
そしてパーティーの数々。
男子高校へ行ったのに、どういうわけか何十人もの女の友達がいたとか、‟高校で何やってたの?”と聞きたくなりました。
おまけに1982年のカレンダーまでとっていて、1982年の何月何日は何をしていたとか得意げに言ってました。
その内容の多くは、実にくだらないことでしたが。
私としては日記をつけるということ自体信じられない行為なのに、カレンダーに書き込んで何十年もたった今でも取っているということも天文学的に信じられない行為です。
聴講の後に持ったキャバノに対する印象は、‟ただの短気なアル中ギーク”でしかありません。
こんなのがアメリカ最高裁終身判事となったらアメリカのデモクラシーも終わりだ。

驚いたのはFBI(もちろんトランプにコントロールされていますが)が一度もDr.フォードやキャバノを尋問したことがなかったということです。
今週行われた再度のFBI調査でも行われなかったということです。
おかしい、実におかしい。

先日の‟月だ”。


ハブグレジュンタのマミー