昨日の2か月ぶりのハッピーアワーはトランプの”ト”の字も出てきませんでした。
私が最初に健康保険について話し始めたせいでしょうかね。
毎年、年末には次の年の健康保険を決めなければいけないのですが、主人はそれで頭を痛めているようです。
65歳以上はメディケアーと言って国の保険が使えるようになるのですが、それが結構難しい。
プランがAからGぐらい(よくわからないのですが)まであり、それぞれカバーの仕方が違うし、更にサプリメンタルプランと言うのもある。
更には薬、目、歯といろいろなプランがある。
私はまるっきりそういったことはやらないので、主人が大変な思いをしています。
おまけに両親の、‟家に戻りた~い”、と言う駄々にも付き合わなければいけないし。
大変だね、ご主人様、私は知っちゃこっちゃない。
今日のお題、‟一体、何なのだ?”でしょうね。
昨晩見たパブリックTVの番組、1時間半の大作でした。
私が感じた結論から言えば、‟時間と金を持て余した成金アメリカ人が、日本人の感情を無視し自己満足のため山本五十六連合艦隊司令長官の‟死に様”をブーゲンビルのジャングルで見つけた金歯で決定づけようとした愚策”、となる。
見ていて腹が立つ作品でした。
と言っても皆さんにはわからないと思うので最初から言うと、
戦時中にブーゲンビルで戦った兵隊を父に持つ男がどういう経過か知らないが、レストランとホットドッグで金持ちになった男と、大学で戦争歴史だかを教えている男と一緒になってブーゲンビル島を訪れた。
使い放題の金でヨットやヘリコプターをチャーターし島内に残っている何かしらの戦争の遺物を探した。
そしてアメリカ軍機によって爆撃された、山本五十六大将の乗った飛行機のクラッシュ現場に到着し、たまたまそこで泥にまみれた金歯を発見した。
そこでこの金歯が山本五十六大将のものかどうかが問題となる。
どうしてそんなことが問題となるかって、
当時この墜落の後、山本五十六大将の遺体は無傷でまるで眠っているようであり、蛆虫一つもたかってはいなかった”、と日本では発表された。
と言うのも、山本大将は崇拝された人物であり、そのような人は死んでも崇高でなければならない、更にその傷もない遺体がこれからの日本の行方を物語っているのである。
一つの傷の無い遺体は日本の勝利を表す。
と言うようなことが理由であったと思う。
今考えれば、ジャングルの40度近い気温の中では2日もほったらかしになっていたら、腐って悪臭を放っていたろうと誰でも考えられることなんですが。
更に、このアメリカ人が言うには、当時の話をまとめると、山本大将の下顎は銃弾で貫通していたので砕けていたはずだし、墜落の様子を見ると、遺体が無傷でいるはずがないとのこと。
遺体はブーゲンビルで荼毘にふされたため、日本に戻ってきたのは遺骨状態だから、わかりっこない。
そしてこのアメリカ人チームは金歯は山本大将の座っていた椅子のそばに落ちていたと力説。
‟へ~、さっき飛行機は銃弾を浴び崩壊に近い状態で墜落したって言ったんじゃない?、そんなんで、椅子のそばに飛行機内で下顎を撃たれたため飛び散ったであろう金歯が残っていること自体考えられないと思うけど”。
成金アメリカ人がこの金歯をブーゲンビル人から買って(いくら払ったあ分からないけど、あの島人ずる賢い感じだったので、ぼったたくられたでしょうね)DNA検査をしようと、今度は日本の長岡にやってきた。
大将の博物館やらいろいろの場所を見て回り、山本五十六大将のお孫さんからDNA検査のためのサンプルをもらうために。
お孫さんはさすが、山本大将の子孫、はっきり断りました。
故人の尊厳のために。
当り前です。
故人の死に際が、腐った死体だったか無傷だったか、当時は日本国のためには大事なことだったでしょうが74年たった今、そんなに大事なんですか?
それはそれでいいではないですか。
自分お金を出してやってるから、別に文句は言いませんが。
故人に対する崇拝、尊心はそっとしていてほしい、別に学術的意味があるわけではないのだから。
とにかく、このフィルムの目的がわからなかった。
ハブグレジュンタのマミー