退職女のアメリカ便り

オーストラリアンシェパード、ジュンタのマミーのアメリカ、セントルイス生活

#1542: ヤングケアラーと罪悪感の関係:経験者としての私感です。

2021-02-08 12:16:26 | アメリカ便り

おはようございます。

今朝、起きて寒暖計を見るとなんとマイナス15度(4’F)。

どおりで寒いはずだ。

この冬の最低温度なんでは❓

昨日の夜、雪が降ったけど地面をうっすらとカバーするだけ。

雪がたくさん降ったら、家の中にいることがそれほど苦にはならなかったのに。

あまりの寒さなので、ジュンちゃんキキちゃんの散歩はやめておきます。

肉球が凍傷にあったら大変なので。

さてアメリカ国防省のオースティン長官がトランプ下の様々な国防委員会の職員に対し2月26日までの辞任を通達。

何百人が首になるかはっきりした人数はわかりませんが、アメリカの安全保障が心配です。

人種差別、白豪主義がどうのこうのといつもの黒人的視野からの理由付けでのこの解雇通達。

いつものことながら腹が立ちます。

アメリカ国防省長官がBLM的感覚でアメリカ社会を防衛するって❓❕

無理と思いますが。

アメリカ社会は黒人に弱みを(差別だ―と)握られているので、能力がなくても良い大学の医学部に入れたり、良い会社に勤められたり、奨学金どっさりとかいろいろな恩恵をこうむっていますが、このオースティン、実力よりもBLM的(差別主張)パワーで今の地位に上りつめたと言われています。

今のアメリカはめちゃくちゃやがな。

昨日の続きをちょっと。

私も高校卒業するまではパートタイム・ヤングケアラーだったのでは❓、とこの度感じたのでこの問題に対して私感を一言二言。

今までいくたびも出演願った私の両親、父親は一応仕事はしていたけど、黒人の仕事態度と同じぐらい悪い。

私はアメリカに44年住んでいて、黒人、其の他に人種のことを熟知しているのでこう言ったことを言えるんです。

ただしすべてが私の独断的私感なので。

家事が嫌いな母親は内職で忙しかったけど、忙しくない時は外でボランティアー。

家の中は悲惨な状態でした。

私が今回ヤングケアラーと言う言葉を初めて聞いて、改めてこういう子供たちがこういう風にカテゴライズされていると言うことを知りました。

こういうこともアメリカ的になってきたな~と言う気がします。

すべてが詳細に区分され、それらに名称がつけられると言うことです。

私の知っている日本だったら、❝自分の親だったら面倒見るのは当たり前だ❞と、頭を1,2回ひっぱたかれ、それで終わりと言う感じだろうが。

私はアメリカに来るまで23年間、親元で暮らしました。

兄は高校から親元を離れて暮らしていたので、機能不全の家庭で私はパートタイムのケアラーでした。

今思うに、ヤングケアラーの最大のウイークポイント、そして行動のリミテーションは❝埋め込まれた罪悪感❞によるものでしょう。

❝もし私がいなくなったら、もし私が面倒を見なければ、、、、、❞、と考えてしまうのである。

私も、もし家を出たら、アル中親父と暮らし続けなければいけない母親はどうなるのだろう、やはり残してはいけない、と考えたのです。

まあ、この問題は私が高校も半ばになると解決しましたが。

と言うのも、ある日物置で、ひん曲がった金棒(石炭ストーブを突っつくのに使う物)を見つけたからです。

母に聞くと、❝親父を殴って曲がった❞と答えたのです。

ついに母親の親父に対する肉体的リベンジも始まりました。

と言うことで、その後私は二人に対する罪悪感をさほど気にすることもなくなりました。

と言っても、アメリカに来てからもアル中親父と二人で暮らす母親のことは常に気になりましたが。

と言うことで、ヤングケアラーにとっては罪悪感と言うのは常に引きずって暮らさなくてはいけない感情と私の経験から思います。

前回書いた男の子も6才でしたが、もうすでに罪悪感(もし僕が~しなかったら、、と言う)をもって重度脳性麻痺の両親と生活している気がしました。

この罪悪感が、この子の将来にリミットを加えていることは間違いないと思います。

今日はカージナルスがたくさん来ていました。

ハブグレジュンタのマミー