退職女のアメリカ便り

オーストラリアンシェパード、ジュンタのマミーのアメリカ、セントルイス生活

#1549: アメリカ憲法が裁判に負けた日

2021-02-24 11:11:15 | アメリカ便り

ご無沙汰いたしております。

マイナスの気温から一気に16度と言う温かさが続いています。

しかし、この寒暖の激しさはここ中西部では別に珍しいことではありません。

先週はテキサスが寒さで大変でした。

電気も水道も何日も止まったそうです。

テキサスでは電気代が変動制をとっているため、いつもの何十倍もの請求が来た家庭もあったと聞きます。

電気代に何十万も払うなんて考えられないです。

話は変わりますが、この10日ほど武漢ウイルスのため入院を続けていた主人の母親が日曜日に亡くなりました。

最後の方は意識が混濁し、2日ほど意識不明となり日曜日の朝に亡くなったそうです。

92才でした。

武漢ウイルスで重症化しやすい既存の病気の一番が腎臓病だそうでその次が心臓病だそうです。

義母はその両方を持ち他にも病気の問屋みたいな人でした。

あえて言えば92才まで生きてこられたのが不思議なぐらいでした。

主人は月曜日に15時間運転して病院につきました。

妹二人も丸1日かけて今晩遅くつくとのこと。

これから兄弟3人で義母の葬式(武漢ウイルス下葬式ができるかどうかわかりませんが)、そして義父をどのようにしたら良いか話し合うそうです。

残された94才の義父はいまだ酸素吸入を続けていて、肺にもはっきりと武漢ウイルスの影響が見えるそうです。

この先どうなるかまるっきりわかりませんが、今までいた高齢者用アパートには戻ることはできないので、アパートをかたずけたりリハビリ病院を探したり、更には介護付き老人施設も探さなければいけないので大変です。

義父は意識があるけど食欲がないそうで、主人は食事時間に一緒にいて食べさせると言ってました。

しかし、心配なのは病院ではマスク一つだそうです。

それも普通のダストよけ用のでウイルスは出入り自由と言ったいい加減な奴。

テレビで見るような完全防御ではないのです。

病院関係者はもうワクチンを打っているからいいけど、主人はまだ売ってないで心配。

果たしてそんなんでいいもんなんかいな。

これから2週間兄弟でいろいろ頑張ってください、としか言いようがないです。

さてさて、大統領選挙不正関連で上訴されていた5つ、すべてが最高裁で却下されました。

これには驚きました、ここまで裁判所が腐っていたのかと。

最高裁には9人判事がいますが、このうち4人が賛成すると審議をすることができるのですが、3人(トーマス、アリート、ゴーサッチ)しか賛成しなかったため、5つすべてが却下、おしまいとなりました。

この決定に対してトーマス判事が非常に力強い意見を述べてくれました。

裁判所の判断が憲法に勝った、と。

頂点に立つはずの憲法が個人の意志に左右される裁判に負けたのです。

この傾向は今回の選挙すべてで見られた現象でした。

選挙に関する法が選挙前または後で勝手に変えられたなんてことは朝飯前でした。

トーマス判事は更に、❝今回の結果を吟味して、このような憲法を無視した不正が2度と起きないように審議しなければいけないのに、その機会を拒否したことは遺憾❞、と言うようなことを述べていました。

正にその通りです。

2022年の中間選挙、2024年の大統領選挙では共和党が全体勝つことはないと言う現象が起きるかもしれない。

トランプさん何とかしてくれ。

ハブグレジュンタのマミー