退職女のアメリカ便り

オーストラリアンシェパード、ジュンタのマミーのアメリカ、セントルイス生活

#1569: アメリカの犬のブリーダー

2021-04-10 10:25:31 | アメリカ便り

今日はジュンちゃんとキキちゃんの年1回のチェックアップと予防接種。

二人とも太り過ぎと言われ(絶対言われるとは思っていましたが)、テーブルフード(人間の食べ物のおこぼれ)はやらないようにとのこと。

解っちゃいるけどやめられない、あのかわいいつぶらな目で見つめられると。

極力やらないようにします。

二人の予防接種、チェックアップで2万5千円でした。

歯もデンタルスティックを毎晩寝る前に食べさせているせいか大丈夫と言われました。

後は月一でやるフィラリアとダニとノミ除去の薬が必要です。

日本ではフィラリアがどの程度蔓延しているかわかりませんが、こちらは絶対忘れてはいけない薬です。

以前飼っていたスピリットと言うオーストラリアンシェパードのブリーダーはお金がなく、外で犬を飼っていたのに、このフィラリア(蚊を媒体とします)の薬をあげなかったと言うことで、飼っていた10頭全部が病気になり安楽死させました。

私の知っている限りブリーダーは本当に犬と言うか、そのブリードが大好きということでブリーダーをやっているのが大半です。

だからお金儲けでやっているわけではないので、いつもお金がないのです。

私は今まで5人のブリーダーを知っていますが、みんなお金に困っている人たちでした。

1番目のブリーダーは仕事仲間の紹介で行きましたが、この人が一番貧しかった。

子供が生まれて5年ぐらいたってから行ったブリーダーで、スピリットと言う2歳のメスを買いました。

当時のお金で350ドル、現金ですぐ払ってくれと言われました。

ブリーダー、これで犬の餌が買える、と言ってました。

このブリーダーはのちに母親の面倒を見ると言うことでケンタッキーに移りましたが、母親が亡くなった後、自分自身もある朝キッチンの床で亡くなっていたところを近所の人に発見されたとのこと。

歯医者に行けなくて、虫歯から心臓病になったとかと聞きました。

2番目はグレーシーを買ったところで、郵便局で働いていた人で関節炎やら腱鞘炎で手術を繰り返していました。

その後早期退職をしたそうですがブリーダー家業は体力がないと言うことでグレーシーを最後にやめたようです。

3番目はハブちゃんが来たブリーダー。

この人はまだ30代全般ぐらいの若い女性でしたが、やはり若気の至りと言うか男にのめりこんで飼っていた犬10匹を熱射病で殺してしまいました。

動物虐待で逮捕されたそうですがその後どうなったかはわかりません。

4番目はジュンちゃんが来たブリーダー。

この人は駆け出しブリーダーでジュンちゃんが初めての子犬でした。

ジュンちゃんは最後まで貰い手がいなくて残っていた子犬でした。

やはり見るからにちょっと変な感じがした。

歩き方に非常に特徴があり、ちょっとアコーデオンのような歩き方。

尻尾は生まれてすぐ少し根元を残してちょん切るのですが、切り過ぎて根元が何も残っていない感じ。

このせいで歩き方もおかしいのかとも思ったけど、ペットなんだからま~いいか。

このブリーダーはプロと言うより、アマチュアの❝趣味が嵩じて❞と言う感じでした。

しばらくしてからこの人のホームページを探したけど見つからなかったからすぐやめたと思います。

5番目はちょっと本格的なブリーダーで、アメリカ中に子犬を送っているようなブリーダーでした。

ドッグショーでも優勝した犬を育て上げたと言うぐらい結構有名な人でしたが、これまたお金がない人でした。

キキちゃんはそんなブリーダーから来たのですが、最初2000ドルと言われたけど、すぐにお金を持ってこれるのだったら1000ドルで良いと言われ、その通りにしました。

ここでブリードしている犬は安くても1000ドルで、高いとなると7000ドルぐらいになるようです。

ブリーダーは大変な仕事の割には見返りが少ないと言うのが、私が知り合った5人のブリーダーから感じたことです。

今が一番きれいなアメリカ中西部