かけ足が出来るようになった風太に、目を覚ませば追いかけ廻され、少々疲れ気味のモコ。
“おまたせ! さぁ行こう!”
コースは同じ。
さくらはマイペース。
“あら? いない。どこに行ったのかな? さくら~~~~”
ごそごそごそごそ、長く伸びた枯野の中を探検している。
モコは遠くに行っても、呼べば一目散に飛んでくる。
遠からず近からず、私の様子をいつも気にかけながら付近の散策をしている。
雨続きのこの頃、足は泥だらけ。
“さぁ、お風呂場に行って!”
渋々、観念して神妙に洗われている。
残るは、風太・・・・
下に降りると、さくらとモコが出迎えてくれる。
“おはよう!、ちょっと待っててね。”
チャチャの散歩。
さくらモコ、チャチャみんなで行けばいいんだけど、どうも・・・・・
“チャチャ、おはよう!”
メロン畑に続く道から畑をぐるっと回り、道路に出て、我が家に戻る。
その間、チャチャは自由自在に飛び回っている。
周囲の畑はすべて収穫され、すっかり更地になっているので、遥か遠くまでチャチャは出向く。
艶のあるマロンの毛をなびかせ、颯爽と走り抜けるアイリッシュセッターの姿は美しい。
疲れをしらないチャチャ、厳寒な冬に備えてしっかり食べてね。
今日も、鹿肉だよ~
空が白ばむ頃、2階の4匹の猫が動き出す。
まずチャ~が寝ている枕元に、置物のようにちょこんと座り、私の動きを何気に見守っている。
見てみないふりの真知子。
“それじゃ~やるか・・・” チャ~が行動開始!
右パンチ!左パンチ! なかなかいい動きをするじゃないか。
こっちも応戦。
寝技をかけるが、うまくかわされる。
ひとりじゃ叶わぬと見たか、フジが戦力に加担。
フジの得意技は「噛み技」
だいぶ加減をしてるが、右ではパンチのチャ~、左ではフジの攻撃を受け、あえなく白旗をあげる。
残る2匹は遠まきに傍観し、白旗を上げたとみるや、すぐにはせ参じ、食事処に待機。
チャ~とフジは男の子、さすがだね~。
さぁ~どうぞ。