横浜から北海道の山村に移り住んだ、我が家のつぶやき

北海道追分に移り住み5年。今度は追分から恵庭へ。毎日が新鮮で愉しい事だらけ。そんな生活を気まぐれにおしゃべりしています。

よかった探し

2014年01月09日 00時18分46秒 | まちこつぶやき

大晦日の夜、娘と、夫が仕事の者どうし携帯でおしゃべり。

その中で、

“おかあさん、お店に来るお客さんで、毎日、楽しかったことを三つノートに書くようにしているんだって。書けばボケ防止にもなるし、明日からやってみない?!”

ネイルをやっている娘のお客さんの話を聞かせてくれた。

「愛少女 ポリアンナ物語」

久しぶりで思い出した。

牧師の父親が残した、「ポリアンナ。お前は色々なことから、本当に上手によかったを探し出して、私をホッとさせてくれた。これから先も、それを決して忘れてはいけないよ。お前と私の二人きりの生活にはない色々なことの中で、きっと本当によかったと思うことがたくさんあるはずだ。よかったを探すんだ、ポリアンナ。そのよかった探しが、きっとお前を幸せにしてくれる。」

この言葉通り、

両親を亡くした悲しみを乗り越え、どんな事が起きてもその中から良かったと思える事を探し出す「よかった探し」で、周りの人を幸せにしていく、明るく前向きに生きる9歳の少女ポリアンヌ。

この物語が大好きだった。

追分では、当初屋根裏住まい。トイレはない、電気もない、水周りもない、ないないづくし。

でも、

夜、外で用足しをしながら空を見あがると、満天の星。

“よかった~”

電池のラジオで音楽を聴き、ニュースを聞き、暗くなったら横になり、お日様の目覚めとともに起きる。

時代錯誤のような生活が妙に楽しく、毎日が「よかった探し」だった。

メロン作りを止め、リサイクルショップを開店し、ただただ忙しい毎日の中、いつのまにか「よかった探し」がなくなった。

ポリアンヌは言う。

「私は一人で本を読んだり、外で遊んだり、人とお話ししたり、町や森や野原や色んなところを見て歩くのが大好きなの。それが出来なくちゃただ息をしているだけで、生きていることにはならないと思うわ。」

普段の生活の中でも「よかった探し」はできるだろうが、ポリアンヌにとってはそれは死活問題だった。

「生きるための時間」が必要だった。

今日の三つ。

①取り出しにくかった台所の本を、食器棚を整理し中に収納。

   読む気まんまん!

②少しの洗濯物を洗濯板で洗って石炭ストーブのガードに干したらどんどん乾く。

  湿度アップ! 水道節約!(我が家の水道料金、2ヵ月で2500円)

③診察に行き、前回カルテとパソコンばかり見てちょっと気に入らないな~って思っていた女医さんが、けっこうしゃれた冗談を言い笑顔がみえる。

  いいじゃん! 曇っていた色メガネが晴れた!

三つ、見っけ!

  

 

 



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