大晦日の夜、娘と、夫が仕事の者どうし携帯でおしゃべり。
その中で、
“おかあさん、お店に来るお客さんで、毎日、楽しかったことを三つノートに書くようにしているんだって。書けばボケ防止にもなるし、明日からやってみない?!”
ネイルをやっている娘のお客さんの話を聞かせてくれた。
「愛少女 ポリアンナ物語」
久しぶりで思い出した。
牧師の父親が残した、「ポリアンナ。お前は色々なことから、本当に上手によかったを探し出して、私をホッとさせてくれた。これから先も、それを決して忘れてはいけないよ。お前と私の二人きりの生活にはない色々なことの中で、きっと本当によかったと思うことがたくさんあるはずだ。よかったを探すんだ、ポリアンナ。そのよかった探しが、きっとお前を幸せにしてくれる。」
この言葉通り、
両親を亡くした悲しみを乗り越え、どんな事が起きてもその中から良かったと思える事を探し出す「よかった探し」で、周りの人を幸せにしていく、明るく前向きに生きる9歳の少女ポリアンヌ。
この物語が大好きだった。
追分では、当初屋根裏住まい。トイレはない、電気もない、水周りもない、ないないづくし。
でも、
夜、外で用足しをしながら空を見あがると、満天の星。
“よかった~”
電池のラジオで音楽を聴き、ニュースを聞き、暗くなったら横になり、お日様の目覚めとともに起きる。
時代錯誤のような生活が妙に楽しく、毎日が「よかった探し」だった。
メロン作りを止め、リサイクルショップを開店し、ただただ忙しい毎日の中、いつのまにか「よかった探し」がなくなった。
ポリアンヌは言う。
「私は一人で本を読んだり、外で遊んだり、人とお話ししたり、町や森や野原や色んなところを見て歩くのが大好きなの。それが出来なくちゃただ息をしているだけで、生きていることにはならないと思うわ。」
普段の生活の中でも「よかった探し」はできるだろうが、ポリアンヌにとってはそれは死活問題だった。
「生きるための時間」が必要だった。
今日の三つ。
①取り出しにくかった台所の本を、食器棚を整理し中に収納。
読む気まんまん!
②少しの洗濯物を洗濯板で洗って石炭ストーブのガードに干したらどんどん乾く。
湿度アップ! 水道節約!(我が家の水道料金、2ヵ月で2500円)
③診察に行き、前回カルテとパソコンばかり見てちょっと気に入らないな~って思っていた女医さんが、けっこうしゃれた冗談を言い笑顔がみえる。
いいじゃん! 曇っていた色メガネが晴れた!
三つ、見っけ!
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