夜勤明け、自転車で40キロを走りおとうさんが迎えにきた。
普段ならこのまま自宅に向かうのだけど、今日は予想外の展開に。
別のスタッフと職場の仲間のお宅訪問をすることになった。
厚真といえども広い。
まだ?
到着したところは、見渡す限り周囲は畑、広~い敷地にきれいに手入れをされた庭があり、その中に大きな家がど~っと。ご主人両親と二所帯で暮らしている。
大きな窓から燦燦と陽射しが降りそそぎ、家を遮るものは何もない。
遠くに2本の煙突(?)が見える。
「苫東厚真火力発電所」。
道内最大の石炭を燃料とする発電所で現在3基稼動し、総出力165万キロワット。
使用される石炭はすべて海外炭で8割は豪州、2割はインドネシア産という。
その高い2本の煙突にイルミネーションが付けられており、夜はさながら厚真スカイツリーか、はたまた厚真タワーか
ですって。
今度は是非夜にお宅訪問させてもらわなければ。
冷えたビールに、日光から送られて来たと言う、湯波刺、揚巻湯波、あぶり漬けに、秋田のいぶりがっこ、バターがほどよくしみ込んだパンが大きな食卓に運ばれ、奥様の姿がちょっと消えたかと思ったら、何種類かのぶどうを山盛りのせた器がテーブルにドンと。
おっ!すごい。
ハウスからもいできたと。
自家用で作っているんだって。
12時のチャイムを聞くと、
大葉を刻んだご飯に手作りイクラがど~っと乗ったイクラ丼が出てきた。
呑んべいには小丼のイクラ丼が。
は~~、なんて気のつく奥様。
ほどよい味付け。
いいね~ 最高!
お土産にぶどうを催促し、虎屋の羊羹、東京築地の浅草海苔まで頂戴し、私の手から飲み掛けのビールを取り上げ、よく冷えたビールが替わりに手渡され、もう感激!
ご夫婦は中学から一緒で、地元厚真を出る事なく、いつのまに夫婦になっていたという中学から換算すれば長~い付き合いのおふたり。
お2人ともほっかほかなんだ。
何時間でも居たい心地よさ。
にこにこにこにこ話を聞いてくれるんだ。
いいんだな~この空気。
冷えたビールに美味しい肴、居心地が良すぎててついつい長居をしてしまった。
ありがとう!
感謝です。
また今度お邪魔させてください。
前日から眠ることを忘れ飲んでいたという一緒に訪問した同僚は、その後どうしたやら・・・・
※「ゆば」うんちく
日光は湯波、京都は湯葉と書くそうな。
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