人とおしゃべりするのが苦手だった。
小学校、中学校、高校、友達っていなかったな~
いつも一人だった気がする。
義父は手首から背中に彫り物を入れていた鳶の頭だった。
仕事が終われば次の飯場に。
流れ流れて。
何度転校したかな~
小学校5年生の時、やっと定住の生活になった。
中学校時代、高校時代、真っ直ぐ自宅に帰り、本ばかり読んでる自分がいた。
暗いよな~
読書は現実からの逃避だった。
母親は男を追って家を出て、残されたのは義父と義妹。
ある夜、義父が枕元に立っていた。
次の日、知人からお金を借り、家を出た。
寒い2月、コタツと、小さなラジオが唯一の家財道具。
布団もなく、こたつにもぐりこみ、お酒を飲みながら、古本を読み、夜を過ごしていた。
本が友達だった。
結婚して、子供が産まれ、初めて一人じゃないんだって思った。
なんて子供って愛しいんだろう。
でもその子供とも別れがあった。
今、ちっちゃな町で人との出会いを愉しんでいる。
そして何より愛すべき夫との生活。
人生最高の時間を過ごしている。
自殺をしこねてよかった。
生きていたからこそ、今の幸せがある。
人生捨てたもんじゃないね。
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小学校、中学校、高校、友達っていなかったな~
いつも一人だった気がする。
義父は手首から背中に彫り物を入れていた鳶の頭だった。
仕事が終われば次の飯場に。
流れ流れて。
何度転校したかな~
小学校5年生の時、やっと定住の生活になった。
中学校時代、高校時代、真っ直ぐ自宅に帰り、本ばかり読んでる自分がいた。
暗いよな~
読書は現実からの逃避だった。
母親は男を追って家を出て、残されたのは義父と義妹。
ある夜、義父が枕元に立っていた。
次の日、知人からお金を借り、家を出た。
寒い2月、コタツと、小さなラジオが唯一の家財道具。
布団もなく、こたつにもぐりこみ、お酒を飲みながら、古本を読み、夜を過ごしていた。
本が友達だった。
結婚して、子供が産まれ、初めて一人じゃないんだって思った。
なんて子供って愛しいんだろう。
でもその子供とも別れがあった。
今、ちっちゃな町で人との出会いを愉しんでいる。
そして何より愛すべき夫との生活。
人生最高の時間を過ごしている。
自殺をしこねてよかった。
生きていたからこそ、今の幸せがある。
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来年も良い年になりますように。
こちらこそありがとうございます。