我が家の換気口に巣作りをしているすずめさん。
あら?
小雨降る日、2匹の子すずめが落ちている。
1匹の子はだめだった。
翌日また1匹の子すずめが。
まだ目も開けていない、ちっちゃなちっちゃな子すずめ。
雨で濡れて冷たくなっている。
すずめの体温は40度近い。
ホカロンをタオルで包み、暖かくして、
急いでホーマックに行って、鳥用の餌を買ってくる。
ひとりの子は鳴かない。
お願い元気になって。
2日経ち、
チュンチュンチュンチュン、2匹の子すずめは“おなかが空いたよ~”
よく食べるんだ。
“早く、早く~”
ご飯は練り餌とミルワームという虫。
しっかり目も開き、パタパタと飛び出すほど、元気になっている。
すずめの成長は早く、20日ほどで大人になるんだって。
「鳥の雛は拾わない、それはその子の運命、自然の掟」
う~~
我が家の風太も生まれた直後親から育児放棄され、小雪舞う外に息も絶え絶えに冷え切った体で投げられていた。
放っておけなかった。
暖めてしばらくすると、風太がピックっと動いた。
試しにミルクをあげると吸い付いた!
それからは2~3時間間隔の哺乳。
そして今、すっかり家族の一員になっている6歳の風太。
野鳥だからあまり手を出さないというのは前提だけど
明らかに死を待つだけの状態であれば
保護するのはヒトの介入の仕方としてありだと思う。
人間の手で育ったすずめは、か~さんすずめから餌の捕り方を教われないので、外に放されても “どうやって捕るの?”
きっと出来ると信じるよ。
か~さんすずめが探しているかな?
早く戻ろうね。
忙しい毎日を送っているんでしょうね。
よく食べ、よく寝てね。
子すずめが目を開いて初めて出会ったのはおとうさん。
もっぱら子育てはおとうさんがやっているんだ。
情が深くて優しい・・・
おとうさんかも。