山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

季節の追いかけっこが始まった

2024年11月19日 | キノコ採り

 本日は、M氏とのキノコ採り。

10日ぶりとなる。

 この間、気候が随分冬寄りに傾いてきたという感触があるのだが、キノコの生育状況はどうなのか。

この目で確かめたいという気持ちで出発した。

「夜明け、遅くなってきたズね。朝だけで2時間ぐらい損している感じだ。」

「うん。最近など、朝の散歩、7時半過ぎだぜは。」

「日暮れも早くてよお。」

「うん。家で飲む時間ばり増える。」

 寒くて暗い。これで雪が積もってしまったら、いよいよ冬ごもりに突入という気配だ。

 実際、

       白く染まってきた山

 結構下の方まで雪が積もり始めました。

 この雪が降りてきて、里に初雪が降る日も間もなくだろう。

 さて、本日は、夜勤日なので、あまり疲れの残る山遊びはしたくない。

 だから、キノコ山の入り口付近で軽く遊ぶ予定にしていた。

 しかし、いざ出発してみると、山形市内で既に気温が氷点下。

 霧も深くて少々不安になってきた。

 そこで、安全策を採って海抜の低いO町に目的地を変更することにした。

 多分、あそこなら、積雪や路面凍結とかはないんじゃないかな。

 前回入った時も、ナメコはまだだったけれど、ムキタケは出ていたからね。

 収穫なしということもなかろう。

 ただ、場所が近すぎるので、日の出前に着いてしまった。夜が明けるのを待って行動を開始した。

       夜明けを待って森に入る

       盆地より少し標高を上げただけだが、霧はかかっていない

 そして、

       食べ頃のムキタケが

       そこここに生えている

       立木のキノコは、時には背伸びして採ります

       だんだん陽射しが降りてきました

       例年よりも成長が遅れているかも

       代わりに紅葉が

       まだまだ見ごろで

       目の保養になります

 さて、このポイントでこのぐらいの生育状況だと、ここから下のキノコは、まだまだ先だろうな。

M氏と協議して、ちょっと早いけど収穫は止めにして引き返すことにした。

 

 さて、この森のキノコが育つのと、雪が積もるのとで、どっちが先になるかな?

 これから先は、ちょっとした賭けになりそうですね。

 秋がすんなり進むか、その前に冬が来るか。

 季節の追いかけっこが始まった感じです。

 それなりの収穫と、美しい紅葉を楽しませて下さった山の神様、今日はありがとうございました。

 願わくば、もう少し秋の山遊びを楽しませてください。


秋のスイーツを召し上がれ

2024年11月18日 | 日記とレシピ

 本日は、あずきを使って美味しいスイーツを作ってみたいと思います。

 突然、何を言い出したかというと、冷凍庫の整理整頓の一環なんです。

 ここに来て、キノコの収穫期を迎えたのはいいんだけど、供給量が需要を大幅に超えてしまっているんです。

 で、備蓄というか、保存に走ろうとしているマタギなんですけど・・・。

 やっぱり、手間もかからず、再利用も簡単な冷凍保存に偏ってしまうんだなあ。

 ところが、当然のことながら、冷凍庫のキャパには限界がある。

 で、始まるのが冷凍庫の整理整頓というか、在庫処分なんですよ。

 ごめんなさい。 在庫処分と言ってしまっては言葉が悪い。 訂正します。

 冷凍庫に残してしまっていた食材を美味しく戴くという活動も活発になるわけです。

 その中の一つが、夏場に小倉アイスの材料として活躍してくれた『あずき』なのよ。

 今年は、缶詰の蓋を開けてから、そのまま缶に入れたまま使ってきたものだから、缶に入ったまま冷凍してある。

 やっぱり、早めに食べ切らないといけないんじゃないかと考えていたんです。

 そうして、丸一日使える休日の本日、調理を開始したってわけ。

 挑戦するのは、栗羊羹

 さあ、うまくいくのかいかないのか、やってみましょう!

       粒あんの缶詰めを解凍してみたら、約200g

 これがメインになります。

 これに、栗の甘露煮を加えて調理したいと思います。

       この子たちは、十字に4等分しました

 続いて、寒天を準備します。

 ※粉末寒天4gに砂糖45g+水300gで参ります

 ・水に粉寒天を溶かして加熱。沸騰2分で砂糖も追加して溶かします

 ・あずきを半分ずつ加えて溶いていきます

       これは、前半戦開始の画像

 ・全部溶けたら、コンロから下ろして、混ぜながら冷ましていきます

 ※混ぜ続けないと、寒天の方だけが勝手に固まり始めるので要注意

 ※したがって、栗の準備は、前もってやっておきます。

 ・切り分けた栗のうち、半分をガラス容器に並べておいて

 ・あずき寒天の温度が40℃台まで下がると、だいぶとろみが出てくるので

 ・並べた栗が動かないように、お玉でそうっと流し入れて(1/3だけ)

 ・残りの栗を、手早く並べたら

 ・あずき寒天の残りも注いで冷蔵庫へ

 羊羹そのものは、結構早く固まるんですけど、しっかり冷ましたいので1時間ほど冷蔵庫で待機。

 そうして1時間後、

 ・ガラス容器と羊羹の間に、満遍なく隙間を作って

 ・バットを被せたら、

  せいのっで!

 ・裏返して振ると、羊羹がバットに落ちます

 これを適当な大きさに切って、

       ほっほっほ、いかがざまあす?

 なかなかいい出来栄えじゃございませんこと?

       夕食後のデザートに戴いたんだけど

 これは、ある意味で、史上最高傑作ですね。

 極めて優しい食感と、程よい甘さの羊羹に、更に一段甘い栗が美味しさを引き立てる。

 「作り過ぎたら、自己責任で食べてね。」

と、食べる前までは、妻も言っていたのだが、

「じゃあ、職場に持っていくか。」

という返しに、ちょっと後悔している気配。

 そのぐらいの傑作なんですよ。

 さて、残った栗羊羹、その運命やいかに!?

 

 結局、職場の人数+家族分に切り分けて、職場分を持っていったら、大変喜ばれました。

 もちろん、家族からも。

 めでたしめでたし。


絶好調!秋の恵みの常備菜

2024年11月17日 | 日記とレシピ

 「常備菜がなくなりそう。」

「え? 早すぎねえか??」

 詳しく聞いてみると、先日、山の神様から戴いてきて作った『ナメタケ』と、その副産物である『カブの浅漬け』の売れ行きが、かつてないほどよくて、間もなくなくなるというのだ。

 採ってきた時には、あまりにも巨大すぎて、料理するこちらの方がたじろいでしまうようなナメコだったけれど、皆さんに喜んでもらえて何よりですな。

 こちらの補充は、何とでもなるんですけど、ちょっと目先を変えて『モダシの佃煮』で代替えしましょう。

 さて、『カブの浅漬け』の方だけど、葉っぱが痛む前にと、先っぽの方は冷凍してしまったし、本体を使って別の料理を考えているので、再現は難しい。 

 そんで思いついたのが、T氏から新たに戴いたダイコンの活用。

 例年、この大根を戴くと、『はりはり漬け』にさせて貰っているから、今回は、この二つの漬物のハイブリッドを楽しもうではありませんか。

 今までやったことないんだけど、まあ、春の七草で「・・・すずな、すずしろ」と並び称されている二つだから、相性が悪いってことはないでしょう。

 行ってみます。

 名付けて、ダイコンとカブのはりはり浅漬けです。

 ま、名前は仰々しいけど、超簡単な料理になるはずです。

 使う材料は、

       すずなとすずしろの

        根と茎を合わせて500gほど

       カブの茎の方は前回同様洗ったら2分ほど茹でて

       水にさらしたら

       寸切りよりも短めに切ってよく絞っておきます

 スズシロの方は、

 ・千切りにしてから、塩小さじ1を塗してよく混ぜたら

 ・重しをして10分強待機

 この間に調味料を準備するんだけど、

 ・とりあえず、酢と砂糖を大さじ1、鷹の爪1本と

       塩昆布7gを準備してみました

       重しを外すと、ダイコンからたっぷり水分が出ています

 ・これを水で洗ってからしっかり絞って

       カブの茎と合流します

 ・用意した調味料を全部入れたら

       よく混ぜて

       半日間密封

 そうして夕食時。

       一部を小鉢に移動

 何だかいい色に染まりつつあるのは、塩昆布のせい?

       ちょっとだけ盛り分けて戴いてみます

 ほお~!

 意外と言ってしまっては失礼なぐらいなんですけど、マイルドな味です。

 ちょうどよく、前回のカブ漬けの残りがあったので食べ比べてみると、甘みと言うか旨みが際立っていることが分かります。

 当然、カブとダイコンの個性の差が影響しているのだろうけれど、それ以上に『塩昆布』の威力でしょうね。

 前回使っていない調味料は、これだけなんだから。

 これは、堪らない!

 妻も私も箸が止まりませんがな。

 アチャア~!

 今回の作品も、速攻でなくなりそうな予感がします。嬉しい悲鳴。

 これは、もとを辿れば、M氏とT氏のおかげ。

 ありがとう!M氏とT氏!!

 ただ、これは、すごく嬉しいことなんだけど、もしかして、昔から、北国の人間が高血圧を患いやすいというのは、この辺が原因か?

 美味しさ絶好調!

 これはいいことなんだけど、食べ過ぎには少し気を付けながら、この寒い季節を乗り切ってまいりたいと思います。


よそおって(さんぽうた234)

2024年11月16日 | いきもの

   よそおって   もみじたに かえで

 

さりげなく

ともだちを

よそおって

 

おなじ

かぜのなかを

あゆんで きたけれど

 

ほんとうは

ちがうめで

みつづけてきたの

あなたのこと

 

だけど いま

きがついて

 

こんなにも

きれいになった

わたしのすがたに

 

いままでと

おなじひとみで

みつめられないほど

 

よそおった

いまのわたしに

 

       遠くの山が白く染まったのに合わせるように

       周囲のモミジが急に色づき始めました

       他の花々が散り落ちたのを

       待っていたかのように

       装い始めたのです

 「きれいに染まりましたね。」

「ありがとうございます。今年の気候は、私たちに合っていたのかも。」

「そうかもしれませんね。急に冷えたから。それにしても・・・」

「それにしても?」

「今年は特に美しい。」

「そうかもしれない。・・・見てもらいたかったから。」

 ふうん。そうか。

 3年前に話した時とは、別人みたいに成長してきた『もみじたにさん』との再会を約束して、お昼の散歩を再開しました。

 (3年前は、№113)


ワンタンスープでダブルホカホカ

2024年11月15日 | 日記とレシピ

 本日の肉まんランチは、ホッカホカのウッマウマでよかったんだけど、実は、このホッカホカを演出するために、もう一品用意していた。

 こちらも大事な料理なので、記録を残しておきますね。

 その料理の名前は、ワンタンスープです。

 これも良かったんだ。

 先ずは生地作りから。

 ・薄力粉と強力粉とぬるま湯各50gに塩一つまみを混ぜて

 ・捏ねていくと

 ・一つにまとまります

 ・これをラップで包んで1時間ほど冷蔵庫へ

 その間にを作ります。

 ・肉まんで余ったひき肉に

 ・ネギ1本分をみじん切りに、ショウガ一片を摺り下ろして

 ・酒12、醬油20gにサラダ油とごま油各小さじ1ぐらい加えて

 ・よく混ぜたら出来上がり

 ・まな板に打ち粉を広げて生地を準備します

 ・便利な便利なパスタマシンの登場です

 ※10段階のうち2番目に薄いレベルまで、徐々にダイヤルを締めていきます

 ・7~9センチぐらいの正方形に切り分けていきます

 ※多少歪んでもOK

 ※ここで、打ち粉が効いてきます(敷いておかないとひっつく)

 ・餡を包んでいったら、多すぎた

 ・スープは、600mlに鶏がらスープの素大さじ1/2と醤油大さじ1、ごま油ちょっと

 ・細ねぎを散らして出来上がり

 ※留守番部隊の2人分なので、ワンタンは半分も使いませんでした。それでも十分

 

       ダブルホカホカランチの出来上がり!

 やっぱり、肉まんの記録だけでは片手落ちですので、こちらの記録も残しておきました。

 肉まんと違って、長ネギとショウガを使うんだけど、これがすごく効果的で、身体がポカポカになることが改めてよく分かりました。

 帰宅した妻には、夕食時に改めてご馳走しました。

 ちなみに、義母は肉まんをとても喜んで食べてくれたそうです。

 ああ~、あったまった!

 そして、御馳走様でした!