「寒いですなあ、電気ブランでも一杯飲んでいきますか」
「電気ブランてなんですか」
「わしもよう知らんのです」
こんな会話の行きかう師走である
「ねえ、おばさん、僕のママはどこに行ったの?」
「そうねえ、あなたのお母さん、ウソコさんはカレーが好きだったから
今頃、インドでウコンとかのスパイス探しでもしてるのよ」
「僕のママは子どものころ、どんなだったの?」
「そうねえ、ウソツキウソコ、とか、クソツキウンコとか呼ばれて
みんなの人気者だったわよ」
「それって、人気者じゃなくて、いじめじゃないの?」
「そうねえ、本人はうれしそうだったから、グレーゾーンってところかしら」
そして街はマヤ暦の終末を迎えようとしていた。
「電気ブランてなんですか」
「わしもよう知らんのです」
こんな会話の行きかう師走である
「ねえ、おばさん、僕のママはどこに行ったの?」
「そうねえ、あなたのお母さん、ウソコさんはカレーが好きだったから
今頃、インドでウコンとかのスパイス探しでもしてるのよ」
「僕のママは子どものころ、どんなだったの?」
「そうねえ、ウソツキウソコ、とか、クソツキウンコとか呼ばれて
みんなの人気者だったわよ」
「それって、人気者じゃなくて、いじめじゃないの?」
「そうねえ、本人はうれしそうだったから、グレーゾーンってところかしら」
そして街はマヤ暦の終末を迎えようとしていた。