河童アオミドロの断捨離世界図鑑

ザスドラス博士の弟子の河童アオミドロの格安貧困魂救済ブログ。

新春寄席 冬のウイルス

2013年01月02日 | ビンボリッチ計画
「そこのおじさん、あそこの公衆電話が鳴ってますよ」

「もしもし、私がブルースウイルスだが
くそっ、隣村で娘を誘拐しただと
今からすぐそっちに行ってお前の隠れ家を爆破してやる」

ガチャン、電話を切ったブルースさん
そばにいた八田君に目をつけはったんですな

「八田君、この爆薬を背負って、隣村まで付いてきてくれ」

二人が峠にさしかかりますと、冬の日なたぼっこで
道に寝ていたウワバミを踏んづけてしまいました

「うわーっ、ウワバミに呑まれちまったぜ
でも大丈夫だ、この爆薬でウワバミを驚かせてやるぜ」

ドドーン、爆薬が腹の中で爆発したもんですから
さすがの大蛇もたまったもんじゃありません
すぐに二人を吐き出してしまいよりました

「しまった、ブルースさん、残りの爆薬を腹の中に忘れてきました」

「しょうがないなあ、俺がもう一度行ってくるぜ」

「これ、ウワバミ、もう一度俺を呑んでくれ」

ぐったりしたウワバミは首を横に振って一言

「冬のウイルスは体に悪い」


おあとがよろしいようで



新春寄席 蛇含草

2013年01月01日 | ビンボリッチ計画
「これ、八田君、えらい苦しそうでんな」

「ええ、宮沢先生、実は、年末から酒とソバと餅の食いすぎで
腹いっぱいで動けませんのや、まだ家に餅が2個残ってて
なんとかあれを全部食いとうてならん」

「ええ薬草がおますで、山奥に住む大蛇が獲物を丸呑みした後に
この草をなめると、たちどころに腹のものが消化されてしまう
という『蛇含草』という草でおます
これをなめさせてしんぜよう」

「感謝感激、ではさっそく」

ぺろぺろ、ぺろぺろ、八田君が蛇含草をなめますと
急に静かになった

「これ、八田君、どうした、大丈夫か」

見ますと、ソバと餅がセーター着てワンカップの酒持って
立っておりました

「思い出した、『蛇含草』は大蛇が人を呑んだ時に
それを溶かすためになめる草だった」


おあとがよろしいようで

12月31日(月)のつぶやき

2013年01月01日 | ビンボリッチ計画

2013年

2013年01月01日 | ビンボリッチ計画
UROBOROS(ウロボロス)とは、ヘビがみずからの尾を食べることで、始まりも終わりも無い完全なものとしての象徴となっている。(wikipedia参考)

※セルフプリントサービス:画像をお年玉付年賀はがきにプリントして年賀状としてお使いください。