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細沼園のお茶飲み話

お茶の時間のひとときに、思いつくまま書きました。

いのちなりけり    葉室 麟

2009-02-15 10:36:41 | 読書メモ は行

いのちなりけり       著者 葉室 麟

《内容》
重臣を誅殺した光圀公は翌日奥女中を1人召し出した。この際、御家の禍根を断つべし──小城藩主への書状の真意は。
           (紹介文より)


―――人というものはな、皆死ぬのだ。死なぬ者などおらん。だが、おのれが大事と思う人にめぐりあうことができるのは、わずかな者だけだ。だとすれば、会える喜びの方が大切であろう


―――されど、わしは何度生まれ変わろうとも咲弥殿をお守りいたす。わが命に代えて生きていただく


―――人がいきていくということは何かを捨てていくことではなく、拾い集めていくことではないのか