丹沢山脈は、雪景色、綺麗でした。
今日は、最近、週一ペース位で行く、山歩きの日です。
私が、選ぶコースは、出来るだけ、近場の人に会わない、マイナールートです。
近場なので、早く、出かける必要もなく、のんびりと朝の仕事を終えて出発出来ます。
今日も誰にも会うことはない、山歩きでした。冬の平日ですから、特に、そうなのかもしれません。
昔、「仏教には宗派がたくさんありますが、みんなお釈迦様の教えなのだから、結局は、同じなんでしょ?」
と質問を受けたことがありました。その方は、山登りに喩えて、いろいろなルートがあるけど、みんな、頂上に通じ
ているのと同じですよね。
私は、どのように答えたら良いのかわからず、否定も肯定もせず、なんだか、ごまかしてしまったのです。
とても、わかりやすい話です。お釈迦様の教えは、たくさんあれど、目的はすべて同じ、仏様に成ることです。
でも、浄土真宗の教えからしますと、山登りのたとえは無理があるのです。
それは、全ての方が、頂上にたてるわけではないからです。
阿弥陀如来様の願いは、すべてのものを、幸せにしたいというものです。
浄土真宗の教えを、山にたとえるなら、阿弥陀如来様が操縦するロープーウェイかケーブルカーに乗せて頂き、頂上に行くのです。
これなら、人間の資質、体力、経験は関係ありません。すべての方が、目的地にたどり着けるのです。
その救いに、今、出会わせて頂いていることに感謝して、今日も、一人、静かな山歩きをしてきました。