二鶴工芸です。
当方の仕事は金箔を使って着物を装飾しますので、どちらかといえば華やか、煌びやかなイメージを持たれています。
逆に画像のように「寂び」的な表現をする時もたまにあります。
画像は展示会用に制作したもので、もう手元にはないですが王朝料紙を意識した作品です。
オール金箔加工で金・銀・焼箔を使い、煌びやかというよりは枯れたような、静寂、寂しい感じを表現したつもりです
金箔は光沢もありますので、どうしても表に出てしまいがちですが、あえて光沢をなくし寂びた表現にしました。
こういう「寂び」の加工も金箔ならではの表現ができます。