二鶴工芸です。
昨日と同じデザインですが、加工が金泥の摺り込みぼかしです。
金泥とは糊に金粉を混ぜたものです。
練り金ともいわれています。
うちでは市販のものとオリジナルで自分で一から調合したものと使い分けています。
桜の花と葉を加工しています。
丸刷毛を使って摺ってぼかしていく作業です。
光っている3ヶ所の桜は「箔ぼかし」といって純金箔を貼ってぼかしています。
使っている純金箔は1万分の1ミリほどの厚みなので、接着する土台(生地)に影響されます。
その作用を利用して接着させる糊の濃淡で表現します。
糊が濃いと光り、薄いと光りが鈍くなります。
基本的には摺り込みぼかしと同じく丸刷毛を使うので、そのぼかしの技術があれば問題ありません。
金泥に比べるとやはり光沢が出ます。
嫌味のない上品な光沢になります。