二鶴工芸のきままなブログ

京都で呉服に金箔を装飾する金彩工芸の職人です。
仕事のうんちくや商品説明等きままな事を更新していきます。

市松

2017年09月08日 | 日記

二鶴工芸です。
マスキングがされた状態ですが、帯に市松の加工を施しています。
加工は銀泥を刷毛で摺り込んだものです。
今回は加工方法の説明ではなく、市松の配置です。
同じ業界の方で普段から意識されている方は何てことはないと思います。
帯を仕立てた時に市松が均等に見えるように配置しています。
勿論、配置は自分でするわけですから、マスキングテープを貼ってから升目を作るわけです。
正直、どちらかの端から升目を作る方が楽です。
だた、それだとかなりの確率で両端の市松の大きさが異なってきます。
ちょっとした事ですが、見た目がやっぱり均等の方が綺麗ですよね。
締めるお客様にとっても。