二鶴工芸のきままなブログ

京都で呉服に金箔を装飾する金彩工芸の職人です。
仕事のうんちくや商品説明等きままな事を更新していきます。

展示会のご案内

2017年09月14日 | 日記

二鶴工芸です。

下記の日程にて展示会に出展します。
お近くにお越しの際は是非、お立ち寄りください!!
上仲昭浩で出展しています。

未来の伝統産業を担う若手職人の中でも特に技術に優れ、意欲あるものに京都府から授与される称号「京もの認定工芸士」

この「京もの認定工芸士」の称号を授与された若手職人から構成され、来年度からの発足を目指す職人集団『響』

『響』正式結成前のプレイベントとして今回『aeru gojo』様にて展示会を開催することになりました。

京もの認定工芸士/有志の会『響』展示会

    ~ひびきはじめ~


期間:10月7日(土)~10月20日(金)...
場所:aeru gojo
〒600-8427 京都府京都市下京区下京区玉津島町298
松原通室町東入
時間:10:00~17:00 水曜定休日

トークショー
10月14日(土)18:30~19:30


ワークショップ
10月15日(日)
11:00~12:00
13:00~14:00
定員:5名様
費用:お一人様2,500円(税込)
講師:關  敬介 京仏具

漆で固めた蒔絵の研ぎと磨きの作業をして頂きます。
(研ぎ出し磨き技法)

お好みの色と蒔絵の絵柄が入ったコースターを一つ選んでもらい、漆で固めた蒔絵部分を砥いでピカピカにしていく内容になります。(水や磨き粉を使いますので、汚れてもよい格好できて下さい)
参加の申し込みはこちらへ
11:00~12:00
http://peatix.com/event/303185/view
13:00~14:00
http://peatix.com/event/303193/view


参加メンバー
上仲 昭浩 京友禅
横田 武裕 京友禅
佐藤 稚子 京友禅
上仲 正茂 京友禅
古橋 敏史 京友禅
平居 幹央 西陣織
山下 賢二 西陣織
岡山 高大 京焼・清水焼
並川 昌夫 京焼・清水焼
杉村 陽子 京焼・清水焼
關   敬介 京仏具
南篠 和哉 京仏具
藤澤 典史 京仏具

イベントページ:https://www.facebook.com/events/2041769366054291/?acontext=%7B%22action_history%22%3A[%7B%22mechanism%22%3A%22bookmarks%22%2C%22surface%22%3A%22bookmarks_menu%22%2C%22extra_data%22%3A%22[]%22%7D%2C%7B%22surface%22%3A%22dashboard%22%2C%22mechanism%22%3A%22calendar_tab_event%22%2C%22extra_data%22%3A%22[]%22%7D]%2C%22ref%22%3A46%2C%22source%22%3A2%7D&__mref=mb

糊の調合2

2017年09月13日 | 日記

二鶴工芸です。
糊の調合2です。
というほどのものでもないですが。
金泥に接着力の強い糊を混ぜました。
金泥のベースになる糊は箔を接着させるほどの接着力はありません。
それに強めの糊を混ぜて使うということはです・・・
要は金泥ベースの色がついたところにそのまま箔を使って加工ができるわけです。
うちでは金泥を摺って、その上に再度接着させる糊を摺り、その後加工するのが多いです。
同じように感じますが、基本的に箔の発色が違います。

加工方法と箔の発色の効果を考え、糊を使い分けします。


八角幾何学の皿その後

2017年09月09日 | 日記

二鶴工芸です。
過日に記載しました八角の幾何学の飾りガラス皿と豆皿が仕上がってきました。
が!!すみません!!大きい皿は納品即完売になりました^_^;
お世話になっているお店のオーナーからお客様に見せたいということですぐに納品、即購入だったようで(~_~;)
気に入ってくださり、感謝です。




市松

2017年09月08日 | 日記

二鶴工芸です。
マスキングがされた状態ですが、帯に市松の加工を施しています。
加工は銀泥を刷毛で摺り込んだものです。
今回は加工方法の説明ではなく、市松の配置です。
同じ業界の方で普段から意識されている方は何てことはないと思います。
帯を仕立てた時に市松が均等に見えるように配置しています。
勿論、配置は自分でするわけですから、マスキングテープを貼ってから升目を作るわけです。
正直、どちらかの端から升目を作る方が楽です。
だた、それだとかなりの確率で両端の市松の大きさが異なってきます。
ちょっとした事ですが、見た目がやっぱり均等の方が綺麗ですよね。
締めるお客様にとっても。



摺箔

2017年09月06日 | 日記

二鶴工芸です。
久しぶりに伊勢型を使っての摺箔加工でした。
最近ではシルクスクリーン型がメインでしたので、数枚を使っての加工は久しぶりです。
しかしながら、何十年前から保存してあるので糸が切れて使えないものが・・・・(>_<)
使える型は三分の一程度しかありません。
正式に数えてはいないですが、かなりは枚数を持っているのですけど(+o+)
仕上がりはシルクスクリーンよりはキレがあると思うのです。
ただ、残念ながら現状のコストと耐久性を考えるとシルクスクリーンで製版という方向になってしまいます(泣)
※画像は一部分です。




マスキングテープ

2017年09月05日 | 日記

二鶴工芸です。
画像はマスキングテープを生地に貼り、加工する部分をデザインカッターで切り抜き、箔を貼るための糊を置いた(塗った)状態のものです。
マスキングテープのことを業界ではエンブタと言います。
漢字で書くと縁蓋、ふちにふたをする。
エンブタをする!!とかエンブタを切る!!とか言います。
生地を切らずにテープのみを切るいう指先の感覚の作業になります。
この作業は、基本中の基本の作業ですが、仕上がりを左右する大事な作業でもあります。
色もブルー、透明があり、粘着の強度も数段階あります。
加工、生地の種類によって使い分けします。
メーカーによってはカッターの刃が通りやすい(切りやすい)ものや通りにくいものもあります。
使う職人さんの好みによりけりです。
このマスキングテープを開発、或いは発見により、作業が飛躍的に早くて綺麗になったと思われます。
現在、当たり前のように使っている道具や材料は先人の探究心と苦労のおかげで使っているわけです。



八角Ⅱ

2017年09月04日 | 日記

二鶴工芸です。
前回の八角幾何学加工に続き、小さい目の八角幾何学。
若干歪みが・・・(-_-;)
小さいから大丈夫だろうと思ったが、やっぱり裏打ちして加工した方が良かった。
豆皿にしてみて、仕上がりを確認してみようと思います。