香港に行っていました。
圧巻ですね、旬の上海蟹。
ぱかっと甲羅を開けたところ。
黄色い味噌が見えますが、卵の黄身のように濃厚で「これ食べらたら、一生忘れられないでしょ〜」というくらい
印象深い味です。
香港のディズニーランドにも行きました。
東京ディズニーランドをちょっとコンパクトにした感じです。
園内で「焼きイカ」を売っている、それが大人気という、、、ちょっと雰囲気が違いますけど
このイカが美味しいのです。
ミュージカルのライオンキングも見ました。
英語と広東語の混ざった舞台。
字幕は英語と北京語で、様々な国の人が出演していました。
さて、もともと香港は国際都市です。1500年代のポルトガル
清朝の頃の英国、アヘン戦争を経て、香港は日本にも統治されました。
英国は1898年7月1日から九竜以北、深圳河以南を99年間の期限で租借することに成功、香港はイギリス色の強い地と成りましたが、
1997年7月1日に中国に変換されました。
私は1994年に中国から香港に初めて行きました。
当時は広東語しか通じない香港でしたが、現在は北京語を使う人が増え、学校でも教育しています。
香港の街を歩いていると、いろいろなことに気がつきます。
まず人が多い、ということです。
中国系、欧米人、アラブ系、インドネシア系(スカーフで頭を覆っている人たち)東南アジア系、と香港は人種のるつぼです。
また、歩いている人の歩く速さも様々です。
歩き方について観察してみると、例えばカップルは腕を組んだり手をつないだりして歩いています。
驚くことに年配の夫婦も手をつないで仲良く歩いています。
携帯を見ながらの人、まさにラブラブで愛を語り合いながらイチャイチャして歩く若い恋人たち、、、
その上右側通行、左側通行はめちゃくちゃ、ルールがありません。
香港では自分のペースで歩くことができなくて、本当に疲れました。
「日本と違うなあ〜」とつい比べてしまうのですが、
一方では多様性のある社会でもある、と思うのです。
多様性=ダイバーシティと訳されます。
最近ホット(流行っている)な言葉ですが、、、どんな意味なのでしょうか?
簡単に言うと、
世の中にはいろいろな人がいる、いろいろな個性がある
↓
自分と違う人がいる、なんだか自分のやり方とは違うな〜、ちょっと理解できない行動をする
やだなぁ
(抵抗)
↓
まあだけど違いがあることはしょうがないから、様子を見よう、ちょっと無視しちゃおう
(防衛的)
↓
おっと、時々、結構いいところもある(かな?)
(同化)
↓
違いがあるってことは、まあいいこともあるね。
そんな人がいても、まあいいかな。
(適応)
↓
違いがあると、アイデアも違う。自分とは違うものを生かしたらどうなる?
違うものの見方、考えた方、行動の仕方、言葉の違い等を仕事に活かそう
(ダイバーシティマネージメント)
ということになります。
これからの社会は少子高齢化。
さらにたくさんの人の能力を生かさないと、労働力が不足し、経済が下降してしまう、、、
だからそれぞれの力を効果的に社会(企業)の強みになるように使っていこう
↑
こんな感じです。
私たちが直面して、働いていこうとしているのはこんな多様性を生かす社会です。
こう考えると、社会は50代の力、皆さんのスキルを必要としていると、思えませんか?
香港の街角を歩いていて、人にぶつかりながら、感じたことです。